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【Redmi Note 9Sの再来か...?】Xiaomi 13T XIG04のレビュー

正月特価で購入したGalaxy S22の発熱とバッテリー持ちが気になり、
レビュー的に発熱もバッテリー持ちも評判がよさげなので買ってみました。

…個人的には致命的にネックになる部分もあったんですけどね


概要

Xiaomiが昨年12月に売り出したミドルハイレンジにあたるカメラフォン。
メインのイメージセンサーが1/1.28インチだったり、
やたらカメラユニットが大きかったりとカメラを重視した端末です。

売りにはしてないですけど、12bitカラーディスプレイなので仕様通りなら680億色発色できます。
あとデカイ、ゴツイ。

開封


とてもシンプルな外箱


中身、これだけです

今時らしい非常にシンプルな梱包です。

付属品

  • SIMスロットイジェクトピン

  • クイックスタートガイド

  • TPUのソフトケース(USB-Cポートの邪魔なフタがない方)

付属品はこれだけです。
一応67W急速充電対応ですが、SB・公開市場版の13T Proと違って
純正のウォールチャージャーが付属しないので、最速充電するには別で買わないといけません。

しかし、Xiaomi公式ストアでは在庫切れでAmazonや楽天にもないので
一か八かフリマのパチものか並行輸入に頼らざるを得ません。
と思いましたがeBayとかアリエク行けば多分売ってますね。

auやUQで正規購入した人はauオンラインショップで4,490円で買えます。

最速でなくてもいいならPPS規格対応の充電器なら最大27Wで充電可能です。*(9V3A)

本体外観

メドウグリーンを購入しました。
鉱石だと思い込んでましたが、あっちはメノウでした…
Meadow=干し草 確かに干し草っぽいいろかもしれないですね

リアデザイン


上側面部

IRブラスター、スピーカー、通風孔などがついています。


下側面部

スピーカー、USB-Cポート、マイクにSIMスロットがあります。
SIMスロット開けるときに間違えてピンをマイクに刺してしまいましたw

Motorolaともう一つどっかありましたけど、
イジェクトピンのレセプタクルがトレイの外にあるので、統一してほしいです。
一応マイクテストして壊れてなかったので一安心。

左右側面部には特に面白いものはありません。


フロントデザイン

一般的な中央パンチホールのディスプレイです。
ベゼル幅は4辺ともに何とか揃うように努力したように思えます。
若干、わずかに下あごがあるっぽく見えますけど許せるでしょう。


性能面とか使用感とか…

数字上のスペック面のお話

Antutuはどうせみんな測ってくれるでしょうから、CPU/GPU性能をGeekbench 6で、ストレージアクセス速度をCPDTで性能を測りました。


Geekbench 6での結果

Geekbench 6スコアだと、シングルコア 1125・マルチコア 3834です。
数字的にはシングルコアはS865並み、マルチコアはS8Gen1並みです。

パフォーマンスモードで測るのを忘れてしまったので、
パフォーマンスモードをオンにすればこれよりは上がるんじゃないかと。
温度の上昇もあまりなかったので、安定はしてそうです。


ストレージ速度

ストレージ速度はシーケンシャルRWが747MB/s・444MB/s
ランダムRWが32MB/s・21MB/sといったところです。
UFS 3.1ということを考えるとシーケンシャルリードが若干遅いかな…

実使用上ので感じたスペックのお話

ChromeやXやインスタのストーリーズやリールなどを見ていてストレスは特に感じませんでした。
かなりキビキビ動いていてS22と遜色なしです。
なんなら操作中のじんわり感じる発熱があまりないです。
バッテリー温度が室温25℃の環境で30℃前後と、そこまで上がっていないので発熱自体少ないものと思われます。

ディスプレイは144Hzですが特定シナリオでのみ144Hzがトリガーされるのか、
通常時は120Hzが上限です。
XのTLを流し見する分には特に強く落ち込む挙動もなく、ハイエンドですって出されても「あぁそうなんだ」と思えるような動きを見せてくれました。

そういった意味では、全体的にはS22より快適に感じましたね。

カメラの評価

私はカメラの用語は知ってますが詳しくないので、あまり参考にならないかも…

こういうのは得意(ポートレート未使用)

いわゆる「それっぽい」写真を撮ると特にわかりますが、
値段を考えても非常に描写力が高く、解像感もあるので驚きました。
センサーサイズがデカイとこういう背景ぼかしがきれいに決まります。

後ろに映っている建物群を見るとわかると思いますが、玉ボケもいい感じに出ていて素晴らしいです。

味付けも過去のXiaomi端末と比べるとやや薄味です。
もちろん盛る傾向なのは変わってないのですが、
今までがコンソメパンチなら今回は薄口コンソメという感じ。
国外モデルがLeicaとコラボしてるのでその傾向を持ってきてるのかな?と思います。

Xiaomi 13T


Huaweiさん…Google引っ提げて戻ってきてよ…

若干アングルが違いますが、LeicaコラボモデルのHuawei Mate 20 Proの傾向とちょっと似てますよね。

一方でフレアがかなり発生しやすい点は注意点です。

ノイズ自体は少なめなので写りはまぁ…

暗所の撮影もそこそこいけそうなので、かなり惜しいといえます。

あともう一個あるんですが、そっちは想定外だったので次の見出しで…

動画撮影も一応試しましたが、普通でした。
正直手振れ補正の強さや録音品質を加味するとS22のほうが好みです。
基本は静止画が多い人は13T(or Pro)のほうが幸せになれそうです。

もちろん普通なので、ほとんどの人は満足できるでしょう。


微妙なポイント

もちろん、触っていて感じた微妙なポイントもあって4点挙げたいと思います。

物撮りと風景はいいのにご飯はメシマズ…?

これは私の撮影技法がゴミカスなだけの可能性もありますが、普通に撮るとこうなるかも…という感じで受け取ってくださいw

とりあえず、おいしそうなチキンカツ丼をみてください。

iPhone 13で撮りました v(・ω < )

これがXiaomi 13Tで撮るとこうなります。

ん?

なんか、ちょっと色味が黒ずんでるというか変ですよね。
多分この料理の実物を見たことが無くても、変だということがわかるかと。

ちなみに暖色系の照明の真下の席なので、明るさは少し暗いですが、
色味はiPhone 13が実際の写りに近いです。

仕方がないので設定からAIシーン識別をオンにしてみたのですが…

いや濃いな、濃すぎる

今度はものっすごくギットギトな絵になってしまいました。

念のためちょっと移動させてアップ気味に写してみるも…


iPhone 13で撮りました v( > ω ・)


AIオン、ギットギト

別の店で撮ってみてもあまりに酷い写りです。

フードコートにて、iPhone 13
ネギがちょっと水分抜けてそう


サイゼリヤのきのこのピザをiPhone 13で撮った
????????

と、場所が変わってもダメなのでおそらくメシマズorギットギト傾向は変わらないかと思います。
プロモードで調整するか、適当に撮ってあとから編集した方がいいかと…

結構料理撮る人多いと思うので、買うときに自分料理を撮るな…ってひとは再検討です。

擁護すると、どうもレビュー見てるとXiaomi 13T Proは結構おいしそうに撮れるそうなので
おそらくISP側がしょぼいのかなと。
言われればいわゆる「MediaTekっぽい写り」って気もしなくもないですし。


(おれ環の可能性大)特定機種からのテザリングの下り速度が遅すぎる

私が手放した理由の一つです。
なぜかiPhone 13を親機にテザリング接続すると、子機である13Tで下り速度がしぬほど遅いです。


親機のLINEMOの速度は下り33Mbpsでした


この時の親機の下りは138Mbpsでした

不思議なのは上りだけはまぁまぁ出るんですよね。
いざ使おうとしたときに全然通信できずに発覚した事象です。

掲示板で聞いたらiPhone 14 Proが親機でも発生しているようなので、
もしかするとiPhoneが親機だと起きる不具合なのかもしれません。

手持ちのGalaxyとmoto g53yを親機にしたら起きませんでした。


突然モバイル通信が不可能に、再起動するまで回復しない

私が手放した最大の理由です。
これもおれ環の可能性大ですが、何の前触れもなく突然モバイル通信が圏外になってしまいます。
緊急通報のみ or 通信サービスはありませんってなるんですよね。
体感的に移動中が多いですが、必ずしもそうではないのでトリガーがわからないです。

機内モードON/OFFでは復旧せず再起動しか解決手段がなく非常にストレスでした。
povo 2.0のSIMでトッピングデータ量があるのにも関わらずなので原因不明です。

ちなみにS22に今povoを刺していますが、起きていません。
ただXiaomiだからというわけではなくて、
Dimensityなのでモデム性能が悪くてそうなってるのかな?と予想してます。
(TensorチップのPixelでもこの手の話をちらほら聞くので)

実際、以前使っていたDimensity搭載のmotorola edge 20 fusionも似たような不具合があって手放してるので、
しばらくMediatekは触らないでおこうかな…

同時押しに弱いので音ゲーに向かないかも

この端末は発熱が控えめなSoCに加えて大きいVCを積んでるからか
発熱がかなり緩やかです。
原神も比較的快適に遊べるそうなのですが、音ゲーになると違います。

ゲームターボからタッチ感度設定をすることで、
スワイプや連打は普通に反応するし動きもいい、バッテリーも持つし
イベント走者には持ってこいな機種かと思いきや、同時押しがズレる…

あとちょっとずつ音もズレてくる時もあって非常にイマイチでした。

プロセカとデレステ、ミリシタいずれもこの傾向は同じなので、
音ゲーマーには向いてないかもしれません。
ただ画質はいいのでMV観賞用にはスピーカーの質もそこそこいいので向いてるかもです。

総評

今なら安ければ4.5万円で未使用品が手に入るという意味では、
性能を考えても非常にコストパフォーマンスに優れるいい製品だと思います。

個人的には2020年のRedmi Note 9Sが出た時のような衝撃を覚えましたね。
ただ、SoC起因なのかファームの熟成度合いなのかわかりませんが、
微妙な不具合も起きる人には起きるので、買うときには頭に入れておきましょう。

ただ不具合込みで買いです。
ダメだったら返品すればいいので、もし「おっ?」と思ったならまず手に取ってみてください。

私は売ってしまいましたが、正直電波回りが問題なかったら売りたくなかったと思いますし、
なんならHyper OSで治ったという報告があったら買い戻すかもしれません。

何か思い出したら追記するかも

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