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正月に向け、万年青を生ける

私は趣味で生け花を習っています。
月に1回程度のペースで習っているのでなかなか上達しませんが、奥が深くて面白いです。

今回は、正月に向けて万年青おもとを生けました。
縁起のいい花材なので、万年青にまつわる話などご紹介したいと思います。


万年青とは

日本原産の多年草で、万年青と書いて「おもと」と読みます。
名前の漢字の通り、葉が一年中青々としていることから「子孫繁栄」「長寿」などを象徴する、縁起のいい植物とされています。

徳川家康が江戸城に入城した際、徳川家の代々の繁栄を願って家臣から万年青が献上されたというエピソードもあるようです。


親子三代を表す

今回は、葉が10枚と実が一つで生けました。
都の城(みやこのじょう)という品種を使いました。

万年青の葉と実は親子三代を表すそうです。
一番古い葉が親、若い葉は子、実が孫を表します。

古い葉は雨露に打たれ、だんだん外側に流れていきます。
中心にある葉は若い葉なので、まっすぐに立ち昇っています。
赤い実は若い葉の側に寄り添っています。

ストーリーがあると分かると、生け花を見る楽しみも増えると感じます。

葉が少しずつ外に流れていく


生けるのは難しい

剣山に刺していくだけなので簡単そうに見えますが、バランスをとるのが難しかったです。

また、葉が色々な方向にねじれているので、どこにどの葉を使うか気を使いました。


生け花は面白い

難しいのですが、生けている時は熱中して時間を忘れます。
また、上手く生けられると嬉しいですし、草花は美しいなと感じます。

少しずつでも上達できればと思っています。


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