浮気を許す女性の心理

先週末に、「最高の離婚」というドラマを観た。少し前にとても話題になったドラマだけど、まだ観たことがなかったので、ふと観たくなったんです。

夫婦の形や男女の行動心理をとても秀逸に表現しているドラマだと個人的に思ってる。その中で、真木よう子演じる灯里が言っていた言葉が残りました。

「ほんとの私はお母さんと同じ人間だから。嫉妬深くて感情的で、夫ば憎みながら、なじりながら、酷く泣くんだべなぁ。」

夫が浮気をしているのを知りながらも、「最後には喪主になれれば」と言ってた灯里が爆発し、発言した言葉。

そうなんですよね、浮気する男より、嫉妬する女のほうが惨めに思えるんですよ。余裕なくて、思いっきり怒ってしまうと、自分が負けを認めたような気分になるんです。だから、責めたくても我慢して、平気なふりをして、気づいていない人を演じる。精一杯の強がりなんです。

女性は、鬼嫁になるか泣く嫁になるか、どっちかしかない。

嫉妬で素直に怒れる人は鬼嫁で、嫉妬する自分を惨めに感じる人は泣く嫁なんです。でもいずれ、その強がりは自分の中でいっぱいのなって、いつか爆発しちゃう。自分1人じゃ抱えきれなくなっちゃう。

そうすると、ふと、ぷつんと糸が切れて、もうカレに対しては何も感じなくなるんですよね。


社内不倫。社内浮気。

この業界にいると、残念ながら多いなぁと感じる今日この頃。ただの不倫よりも質悪いんですよ。全く知らない相手なら、何か思うことはないでしょう。

不倫相手が知り合いだと、

「あの子がこの前こう言っていた話は、私のカレのことだったんだ」

と、あらぬこと、色んなことを想像してしまいます。だって、目の前に浮気相手がいるんですよ?考えたくなくても、逃げたくても逃げられません。

カレとやり直すことになったとしても、いつまでも仕事中に、カレが心許した女性が視界に入ってくる。声が聞こえる。嫌味の1つでも言われるかもしれない。


「大丈夫、浮気はバレてない」と思っているあなた。

周囲は知っているけど大人の対応をしているんじゃなくて?

それに、正義感を振りかざして周囲の人が問い詰めたり、いくら意見したところで、とても悲しい思いをする人は必ず出てくるし、何なら会社を辞めてしまうかもしれない。そんな風に思うと、光子はとても良い出せません。


私は、泣く嫁だなぁと思う。

好きだからこそ、言えない。嫉妬に狂う自分の姿なんて見せたくない。

これまで、どれだけの女性が涙してきたのでしょう。

人を好きになるのは難しいですね。

キラキラ光子。

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