おかみ修行その_16

喜楽屋おかみ修行 その16 健康への気くばり

年末の29日、おやつを食べ終わった娘はめずらしくソファーでじっと膝をかかえながら横になっていました。

「ごはんにしよう。」と声をかけると、
「お母さん、お腹が痛い。るりちゃんはごはんいらない。」と具合が悪い様子。

それから、一晩中吐き気が止まらず、下痢もしました。
今流行のウィルスによる胃腸炎でした。
ウィルス感染というのは、ただひたすら自分の体がそのウィルスと戦い、菌をやっつけてしまうまでじっとしているのが一番なのだといいます。

食欲がないということは、胃や腸が食物をうけつけない証拠。
無理に摂る必要はないけど、水分補給は大切ですよとお医者様。

娘は吐き気止めや腸の働きをよくするお薬をもらってきましたが、にがいのでまったく飲もうとしませんでした。
けれど、二日も静かに休んでいると元気を取り戻し、「お腹すいたー」とけろっとしていました。

治癒力、私たちの体はすばらしい力を持っているのです。
痛みや熱が出るというのは、その部分を治そうと体が反応している証拠でもあるそうです。

ただやみくもに薬に頼ってばかりだと、本来の体のはたらきが発揮できなくなってしまうことも。

毎日の生活で必要な栄養を摂ること、食べ過ぎ、飲み過ぎ、頑張りすぎに気をつけること、しっかり体を動かすこと、くよくよせずいつも笑顔で過ごすこと、そんな日頃のちょっとした気遣いは十年後二十年後にも大きな差となって現れるのではないでしょうか。

私たちの親の時代は自家用車も少ないころですから、一駅二駅は歩いて当たり前でした。そして、食事は旬の野菜や米が中心で鍛え方が違います。そんな私の父は今でも元気いっぱいで、実家のある国分寺からこの青梅まで自転車で遊びにきたこともあり、そのときはさすがに驚かされました。

「いやあ、二時間かかったな」と疲れも見せず笑う姿、幻をみているのかと思いました。
もし、病気になってしまうと自分だけでなく、その周りの人に負担をかけることになります。健康でいることは家族のしあわせにつながるのです。

元気でなければ、困っている人たちに手を差し伸べることもできません。
元気で働けること、人のお役に立てること。これができれば幸せな人生だと思うのです。 

などと偉そうなことをいっている私も娘のウィルスをそのままもらい、正月元日から寝込んでしまいました。
お雑煮も作れない状態でつくづく健康のありがたさを思い知らされたのでした。

最近温冷浴法を始めました。お風呂で汗が出るほど体を温めてから、冷たい水(私はシャワーで)を体にかけます。温冷の刺激で皮膚がきたえられ、免疫力の強い体になるそうです。

花粉症にも良いと聞いたので今年のスギ花粉に備えて続けています。            

*****

平成17年(2005)1月21日 やすらぎ通信第十六号より
娘の胃腸炎から健康についてのエッセー。

やはり健康は大事ですね。
特にこの時期インフルエンザ、花粉など粋なることが大変に多いですから。

なお、当店はショールームを構えず、訪問販売・通信販売に特化した店になっています。
お問合せやご質問はこちらまでお願いします。
https://di-ana.net/toiawase/
※掲載の情報は当時の情報のため内容が異なっているもしくは廃止されている場合がございます。お気お付け下さい。

いただいたサポートは、お正月の七福神巡り資金と家族のおやつのためのに貯金します。