喜楽屋

東京の西の外れ、青梅で小さな仏壇屋「ディ・アーナ喜楽屋」です。 当店では、2003年よ…

喜楽屋

東京の西の外れ、青梅で小さな仏壇屋「ディ・アーナ喜楽屋」です。 当店では、2003年より「やすらぎ通信」を発行し「喜楽屋おかみ修行」と「今月のるりちゃん」が評判が良かったので、この2つを中心に仏教・仏事のことはもちろん、普段なじみのない仏具店のことなどをお伝えしたいと思います。

最近の記事

喜楽屋おかみ修行 その19 はじめてのメガネ

先月、自分のメガネを生まれて初めてつくりました。ここ数年小さな文字がぼやけたり、読みづらくなり、新聞や文庫本を読むことがとても辛くなりました。「もう老眼?なのだろうか」とため息をつきつつ、主人が寝ていてフレームをまげてしまったメガネを直しにいくというので、私もついて行き、メガネをした方が良いのか相談をしました。 まずは視力検査から。 「あー、奥さんは遠視ですね。」 子供のころから、視力検査は優秀な成績でした。両方とも2.0でしたから、目だけは良い、というより遠視だったのです

    • 今月のるりちゃん その19

      もうすぐ、保育園の運動会です。 私は燃えています。 「ちかいのことば」もすっかり覚えました! お遊戯も完璧です! はしりっこもキャタピラも毎晩お父さんと練習をしています。 私は赤組、みなさんも応援してね。 ***** 平成17年(2005)9月22日 やすらぎ通信第十九号より 保育園運動会の話。 本人、そうとう張り切っていた記憶があります。

      • 喜楽屋おかみ修行 その18 贅沢な時間

        店がお休みの日、私たちは立川へよく出かけます。 “ビックカメラ”なんて主人にとっては絶好の遊び場なんです。 娘がある教室に通っていることもありますが、ほぼ毎週でかけています。 私のお気に入りは“プチ癒し系”。クイックマッサージや美容院でカットをする事です。最近通い始めたのは伊勢丹1階にある「ネイルサロン」。 ここは仕切りがされていないので、買い物ついでにフラッと立ち寄る事ができ、気軽な感じで何回か利用しています。 爪の甘皮を処理してくれたり、手のマッサージをしてくれたり

        • 今月のるりちゃん その18

          あたらしい保育園で、お友達ができました。 先生もやさしくてみんな大好きです。 この間、体操の先生がきていろいろな体操を教えてくれました。 跳び箱も教えてくれました。 私はもう、うれしくって先生の動きを一生懸命まねしてみました。 楽しくって大きな声ではしゃぎました。 先生は「るりちゃんがあんまり楽しそうだから、毎日ここに来たいな。」って。 7月になるとプールが始まります。わくわくします。 それからね。給食がとても美味しいの。お母さんのごはんよりいけてるかも! ****

        喜楽屋おかみ修行 その19 はじめてのメガネ

          喜楽屋おかみ修行 その17 巡礼デビュー

          昨年のおかみ修行に観音様参りのことを書きました。 喜楽屋でも、お客様と一緒に巡礼の旅ができるといいね、と主人と話が盛り上がり、経験豊富な方の協力を得て今年の春から実行しよう!と張りきっておりました。 しかし、考えてみると主催する私たちが一度も巡礼を経験したことがなくて皆さんにお勧めして良いのだろうか?と疑問がでてきました。それはいけないということで、まずはおかみが経験してらっしゃい!と主人にポンと肩をたたかれ、先月巡礼デビューいたしました。 私たちの仲人をしてくださった、

          喜楽屋おかみ修行 その17 巡礼デビュー

          今月のるりちゃん その17

          4月から、新しい保育園に通うことになりました。千ヶ瀬第一保育園です。 新しい制服も帽子もカバンもそろいました。 なんだかうきうきしちゃいます。 今、お母さんは上履き入れやパジャマ入れ、遊び着を一所懸命作ってくれています。 毎晩、布をだして糸と針をもって鼻歌を歌いながらチクチクとやっています。 なんだか、お母さんの方が楽しそうね・・・。 ***** 平成17年(2005)3月22日 やすらぎ通信第十七号より 保育園入園の準備のお話。 もうだいぶ昔のことになってしま

          今月のるりちゃん その17

          喜楽屋おかみ修行 その16 健康への気くばり

          年末の29日、おやつを食べ終わった娘はめずらしくソファーでじっと膝をかかえながら横になっていました。 「ごはんにしよう。」と声をかけると、 「お母さん、お腹が痛い。るりちゃんはごはんいらない。」と具合が悪い様子。 それから、一晩中吐き気が止まらず、下痢もしました。 今流行のウィルスによる胃腸炎でした。 ウィルス感染というのは、ただひたすら自分の体がそのウィルスと戦い、菌をやっつけてしまうまでじっとしているのが一番なのだといいます。 食欲がないということは、胃や腸が食物を

          喜楽屋おかみ修行 その16 健康への気くばり

          今月のるりちゃん その16

          お正月にみんなで「かるた」遊びをしました。 お父さんが本屋さんで買ってくれた「かるた(※)」です。 わたしが好きなのは「へいきのへいざいもん」とか「メロスはげきどした」とか「せりなずなすずなすずしろほとけのざ」「ひすればはななり」ほかにもたっくさん! おかげで十二支がいえるようになったよ 「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」ほーらね♪えー、お父さん言えないのおー?もう一回言ってあげようか? 「ねうしとら・・・・」 今年はとり年。みなさんこ

          今月のるりちゃん その16

          喜楽屋おかみ修行 その15 観音様

          「仏具屋に嫁いで来たのだから、観音さま参りくらい経験しておかないといけないよ。いいものだよ、心が救われるよね。」と話すのは主人の伯父。 主人の祖母は観音信仰に造詣深く、幾度となく巡礼をしてきた人で、伯父もその勧めで始めたのだという。 最近では行楽、健康志向から巡礼される方も多いのでしょうが、祖母や伯父は我が子を病気や事故で亡くすという悲しみにあい、その供養に始めた巡礼だと言います。 伯父のいうとおり一度くらいは観音さま参りへ出掛けよう、そう思うこのごろです。 『観音さまの

          喜楽屋おかみ修行 その15 観音様

          今月のるりちゃん その15

          「るりちゃんは泣かないもーん!」そう啖呵をきって、インフルエンザの予防接種に出掛けました。 「では、まずお母さんからしましょう。るりちゃん、大丈夫。痛くないんだから」と私の目の前で、お母さんの腕に注射の針がプス! おおっー、えっ!?お母さん痛そうじゃない、顔が笑ってないもん。 ああ、やっぱりちょっと怖いかも、帰りたくなっちゃった。 「じゃ、お母さん、しっかりお子さんの体を抑えて下さいね。」って先生!えー本当にするのー!!!きゃーこわーい!ぶすっ「うっうううー」あぁ、涙が

          今月のるりちゃん その15

          今月のるりちゃん その14

          みなさん、お元気ですか?夜になるとお月様に会えるんだけど、この間お月様はこーんなに小さかったのに昨日の夜はこんなに大きくなってたの。 びっくりしたぁ。 「おーい、お月様ぁ」って呼んだけど知らんふりしてるの。 近づこうとすると、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、お月様は飛ぶのかな?お月様のお家ってどこかな?ねぇお母さん。 ***** 平成16年(2004)10月12日 やすらぎ通信第十四号より 秋のお月様のお話でしょうか?

          今月のるりちゃん その14

          喜楽屋おかみ修行 その14  こころの掃除

          「やすらぎ通信」は私と主人の二人で書いているものです。 素人二人の通信を本当に忍耐強く?お読みくださっている方々に心から感謝しております。 特にこの通信でみなさんにお役立ていただきたいのは、主人が担当している「仏具の世界」です。 私自身、仏壇や仏具に関することはほとんど知りませんでしたので、一緒に原稿を作りながら「へー、そうだったのぉ。知らなかったな。」と勉強をしているのです。私にとってはこれがマニュアル本なのです。 秋の彼岸も過ぎる頃、主人から「おかみ修行、書いてね」と

          喜楽屋おかみ修行 その14  こころの掃除

          今月のるりちゃん その13

          夜店で金魚すくいをしました。 金魚は泳ぐのがとても上手だからなか なかすくえませんでした。 でもお兄ちゃんがあたまとしっぽに赤いもようのある白い金魚を一匹くれました。 お母さんが金魚のお家を用意してくれました。金魚は水のなかでクルクルくるくる泳いでいます。 なんだか走っているみたいです。 金魚にご挨拶するのが私の日課です。 今度、名前を考えなくっちゃ。かっこいいやつ。 ***** 平成16年(2004)8月26日 やすらぎ通信第十三号より 町内恒例 夏の「夕涼み会」

          今月のるりちゃん その13

          喜楽屋おかみ修行 その13 青梅に暮らして

          青梅へ嫁いで4年になりますが、私は青梅が大好きです。 ちょっと東へ行った国分寺が私の生まれ育った町ですが、今となっては実家に出掛けていってもどこか落ち着きません。 青梅には山があり川がありそして何より青梅に住む人々がとても穏やかで温かいのです。 この夏、青梅本町“夕涼み会”という催しがありました。 本町商店会と住民の方々の懇親を深めましょう、と。 8月の始めに主人のところに「8月15日夕涼み会をします。お手伝いお願いします。」と連絡をいただき初めて開催を知ったので、ろくに

          喜楽屋おかみ修行 その13 青梅に暮らして

          今月のるりちゃん その12

          私は毎日プールで遊んでいます。 今年の夏は暑くて水浴びが気持ちいいです。 お友達のはづきちゃんとスーイスーイと遊びます。 今度、お泊り保育があります。お母さんと離れてお友達と一緒にお泊りするのが、今からとっても楽しみです。 今月は親戚のお姉ちゃんが書いてくれた私の似顔絵を紹介します。お姉ちゃんは今中学生なんだけどマンガ家かイラストレーターになりたいんだって だからお絵かきがとても上手なの。 見て、私の顔とても素敵に書けてるでしょ。「えっ?誰?これ」ってお母さん。私に

          今月のるりちゃん その12

          喜楽屋おかみ修行 その12 仏壇のある生活

          我家の仏壇にお盆のおかざりをしました。 迎え火と送り火に使う“おがら”を目ざとく見つけた娘が「これは、なぁーに?」と尋ねます。 笹やほおずき、野菜や果物で飾られた仏壇を見て「うわぁ、ごちそうがいっぱぁい!」と何だか楽しそうにはしゃいでいます。 「今日は、ばば様や仏様がみんな家にいらっしゃるよ」というと「ふーん」と言いながら、お供え物を指でつつき「これ、食べてもいいのかなぁ?」と興味は全く違う方向へ・・・。 それでも、大人達の真似をして「いらっしゃいませ」と見たことのない

          喜楽屋おかみ修行 その12 仏壇のある生活