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1年という期間に真剣に向き合い、社会的に意味・意義のあるクリエイターに|30歳の抱負

こんにちは。Kiriです。

今月は、僕が2月17日に30歳を迎えるにあたっての20代の振り返りや、30代に向けての抱負をまとめていきます。

特に昨年は、「1年」という時間へのの向き合い方が大きく変わった年だったので、僕の1年の過ごし方や向き合い方も細分化していけたらなぁと思います。


やってきたことが噛み合う感覚を得た、20代後半

ハワイ、アラモアナビーチパークで
大きく心を動かされた1枚

ー今月30歳を迎えたKiriさんですが、振り返ってどのような20代でしたか?


Kiri:20代の前半は苦しいこと続きでしたが、20代後半、特にこの2~3年くらいで、やりたいこととやってきたことがそれぞれうまく噛み合ってきた感覚があります。

これまでは、やりたいことがあっても具体的なアイデアが足りなかったり、行動してもその先の手応えを掴めなかったりしたのですが、そこに自分の経験や知識、人とのつながりとかが追いついてきた感じがしています。


ーそう感じるきっかけは何だったのでしょうか?


Kiri:ここ最近、サステナブルに関するお仕事のご相談をいただくことが増えたんです。

昨年12月に出場したホノルルマラソンを通してインタビュー動画を撮らせていただいた、林親子の映像を観た人からお仕事のご相談をいただいたり、山梨県内でエシカルやサステナブルなどに関する活動をしている人からご連絡いただき、お互いの活動についてディスカッションしたりしました。

▼林親子の映像はこちらから

SNSで発信を続けるにつれて自分の価値観や発信軸が固まってきた矢先のできごとなので、このような引き寄せ的な出来事が起こったのは嬉しかったです。


ーきっとご相談いただいた相手も、誰かと繋がることに対する感度が高かったからこそ、Kiriさんの発信に目が止まったんでしょうね。

ほとんどの「いつか」は1年あれば叶う

ーKiriさんは「20代だから、30代だから」と年齢で区切るのではなく、どちらかといえば「常に目の前のやりたいことに向かって走っていたらここまで到達していた」という印象があります。


Kiri:確かにそうですね。年齢はあまり関係ないと思います。

よく「いつか〇〇したい」と言って夢を先延ばしにしてしまう人がいるかと思うんですけど、語弊を恐れずに言うと、夢を叶えることって実はそこまで難しいことではなくて。

なぜそんなことを言い切れるのかでいうと、ご多分に漏れず僕も過去に「夢を叶えることってそもそも難しい」
「いつか、叶えられるだろう」と思っていたから
なんですよね。

新卒で会社員になった頃、「雇われるのが得意じゃない」と思いつつ「起業して映像で食っていくのは無理だろう」と思ってチャレンジせずにいたんです。

でも世の中がコロナ禍に入ったとき、「このままだと自分がダメになる」と思って半ば勢いで映像業界に飛び込んだら、なんとかここまでやってこれました。気づけば「いつか〇〇したいな〜」とか言わなくなりましたし、年齢や経験の無さを言い訳にしなくなりました。

昨年12月にホノルルに行ったときも、前までは「ハワイとか高いから無理じゃん」と思っていたんですけど、ちゃんと費用を調べた上で今の自分の生活の中でどうお金を捻出するか考えて逆算して……。

つまり、その環境に自分を追い込めば実際に行けるようになれるんです。それはお金の面も、仕事や自己実現の面でも同じだと思います。
叶えたいことややりたいことの解像度をできる限り高めてみることが大事なんだと気づきました。
そして、ちゃんと調べを進めると、大体のことはそんなに難しいことじゃないのかも、という気づきを得ることができました。


ー追い込まれるとき、あるいは追い込んだときがターニングポイントなんですね。


Kiri:そうですね。追い込まれた時こそ、慎重かつ大胆に。その後の動き方の解像度をあげながら、いけると思ったら大胆に飛び込んでみる。という感覚でしょうか。
コピーライター・阿部広太郎さん主催の講座『企画でメシを食っていく』に入ったのもこのタイミングでした(2023年5~6月)。
入れば何か変わるだろうと思って飛び込んだら、新しい繋がりが生まれましたし、そこで生まれたつながりは今後も続いていくと思います。

ー自分で無理と決めつけず、きちんと調べた上で飛び込んでいくことが大切なんですね。


Kiri:そうですね。やりたいことは1年あればだいたい叶うと思うんです。100kmマラソンを完走して、会社を立ち上げて、子どもが産まれて。これはすべて去年1年間で叶ったことです。
1年かければ圧倒的に人生が変わることを去年の僕が証明しているので、1年という期間に対する向き合い方が変わりましたね。

1年後圧倒的に変わるための、習慣化と仕組み化

ー1年と向き合う上で大事にしていることや意識していることはありますか?


Kiri:まずSNSなどで周りに宣言しちゃうことで、やらなきゃいけない状況に自分を追い込むようにしています。

あとは、1日たりとも「今日何も積み上がらなかったな」という日を作らないことですね。仕事をしない日でも、僕の場合だと仕事に活かせる情報をインプットしたり、ランニングしたり英会話の勉強をしたり、とにかく時間に対してシビアになりました。一度習慣化してしまえば、逆にやらないことが気持ち悪くなるので、そこまでいけばもうあとは続けるだけですね。


ー習慣化して仕組み化するということですね。


Kiri:仕事の仕組み化に関しては、株式会社KIRINを含むグループ企業(株式会社ZOU・株式会社PANDA)ではAsana(アサナ)という進行管理ソフトで、常に進捗状況を共有できるようにしています。

自己管理ではGoogleカレンダーにすべての予定やタスクを入れて、デッドラインを常に決めています。

このようなツールはほとんどの人が使ったことがあると思いますが、ちゃんとそれが機能して活用できているかが大切だと思います。

社会に貢献して、意味・意義のあるクリエイターに

河津桜まつりのPR映像撮影の日のこと。
河津桜は2月中旬に満開になるんです。
制作会社さん、自治体の担当者さん、キャストさん等の素敵メンバーに恵まれました。

ー改めてKiriさんは、どのような30歳を迎えたいですか?


Kiri:まずは、今感じているやりたいこととやってきたことが噛み合う感覚を加速させていきたいです。年齢を重ねるにつれて人との繋がりも増えてくると思うので、どんな些細な出会いでも、その後につなげることができるように知識や経験のストックを豊富にしていきたいです。

20代の頃はフリーランスになることが目標で、ある程度の時間とお金に縛られない環境を整えたいと思っていました。そこでいったん自分と周りのことを最低限満たすことができたので、そこから次のステップとして社会に対して大きな貢献をできるようになりたいです。いわゆるマズローの欲求5段階説の、上の階層を目指すイメージですね。

マズローの欲求5段階説とは
人間の欲求を5つの階層分けに説明した心理学理論。
生理的欲求・安全の欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現の欲求の5つがあり、最下層の生理的欲求から満たされるという特徴がある。

Re-DERISE JAPANより

ー「自分と周りを満たすことができた」と言い切れる20代、最高ですね。


Kiri:20代に掲げた目標のほとんどは、遠回りしながらも叶えられたと思っています。もちろん自分ひとりの力でできたことはほんの少ししかなくて、常にまわりの人たちに恵まれてきたなという自覚があります。本当に、運が良かったと思います。

欲しいものや叶えたいことを高望みすればいくらでもありますが、必要以上のものは必要ないと思っています。
自分がやることで社会が少しでも良くなる感覚を得たいですし、そのためにも意味と意義のある仕事をこれからもしていきたいです。


株式会社KIRIN
代表取締役 桐原侑希

取材・執筆・編集
ライター Mika Endo

取材日:2024年2月6日

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