言葉遣いについて【スランプ状態のカウンセラー向け】
日々の生活を支える名もなき家事。
晴れた日には布団を干す。乾燥してきたら加湿をする。
枕カバーをこまめに洗う・・・
やらなくても当面の生活は回るけど、やっておくと持続的に快適に過ごせます。
そのような名もなき家事になぞらえた、名もなき臨床でのふるまい。
意識が薄くてもカウンセリングは出来るけど、意識しておくとより技術が安定する、ちょっとした配慮や工夫。
今回は言葉遣いについて考えてみます。
「なんだか最近、うまくいかない」「伸び悩んでいる気がする」「腕を上げたいがどうしたらいいのだろう」こういったスランプ状態にいるように感じていらっしゃるカウンセラーの方にお届けしたいような内容です。
例えば、不登校の子の相談を受ける場面を考えてみます。
カウンセラーが「学校に行けなくなったのはいつからですか?」と質問したとします。
この言い方は、結論から言うと、少々雑であると私は思います。
さて、どういうことでしょうか。
より丁寧にアプローチするのならば、次のように伝えてみるのも手かもしれません。
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