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ベトナム旅行# 10 ホーチミン街歩き ベトナム伝統薬 博物館

こんにちは。
年始のベトナム旅行日記の続きです。

ホーチミンでおすすめしたい博物館です。
ガイドブックではあまり出てこない場所ですが、とても良かったです!!
▼前回の街歩き記事


ベトナム伝統薬 博物館

1区からタクシーで20分ほど行ったところにある博物館です。
見た目はこんな感じです。この建物の上から下まで薬に特化した展示で埋め尽くされています。

建物自体も細かい意匠で面白いのですが、
漢方薬がズラッと並んでいるところは一見の価値ありです。ホイアンでも見た木彫の綺麗な調度品や、ミーソン遺跡で見たような作りがあり、とても楽しいです。
趣のある建物を利用してアオザイを着て写真を撮るベトナムの若い子の多いこと。
カメラマンと撮影機材、小物を持参して撮っているみたい。ガッツリ撮影スポットになっていました。入場料もそこそこ高いのにな〜と思っていると、年始なので特別な写真を撮る若い子が多いんだとか。

映り込んでいると思いますが、消しゴムマジックで消されるのでしょう、きっと。

細かい装飾に注目

内装は木彫り。外は煉瓦でした。
ホイアンで見た史跡の家「フンさんのお家」でも見たような細かい木工彫刻を思い出しました。
南人はベトナム南部の人たちのことみたいですね。

エレベーターもすごい
屋上にはプリメリアのお花

こんなに素敵な空間なのに、人がそんなに多くないのがよかったです。
外国人観光客の団体もいましたが、ささっと進んでいくので特に何かが見づらいということもなく、後は写真を撮りにきている子たちでした。
日本人は私たちだけでした。

東洋の漢方薬の歴史やあれこれ

あんまり薬に特化した博物館ってないのではないでしょうか。

その始まりは古く、石器時代にも遡っていました。
その後、交易によって東洋医学と西洋医学の交わりつつ、東洋医学としてどのように発展していったのかを紹介するパネルから、薬を作る道具の展示フロア、薬を処方してもらうまでの問診の流れなど、とっても見応えがあります。

配られたパンフレットには日本語版もあったのでありがたいです。

すりつぶす道具の形一つ、保管用容器の形状や素材も様々で日用品のはずなのに芸術品のような嗜好に富んだものも多かったのが印象的でした。
中に入れる薬との化学反応が起こらないように素材も薬ごとに考えられているのでは?と理系の友達が推察していました。

今流行りの「薬師のひとりごと」を思い出すような道具たちです。
建物の雰囲気も合わさって、どこかに猫猫が出てきそう。思わず、薬師ごっこを思わずやってしまうくらい、場所の雰囲気が良いんです。
(「最近、王様御用達のお薬の注文が多くて製造が追いつかないよね」「今日中にこの草全部潰すの!えー納期厳しいー!」「流行りで薬もらいにくるのやめてほしいわー、一人一人合うものは違うんだわー」等。)

現地の方がガッツリ撮影スポットとして使っているので、レイヤーさんにもオススメです。
小道具やラフ板、カメラマンを持ち込んでがっつり撮影を楽しんでおりました。

海外遠征コスとか楽しそう。。

推しの漢方薬を見つけよう


ズラーーーーーっと飾られている漢方薬に使われる素材の絵。
ちょうど朝ドラで植物学者の牧野富太郎のお話を見た後だったので、どこの国にもこのようにマメに植物をまとめていた人がいたんだと。
スケッチの入り口は違っていても、きっとこの2人がお話をしていたらとても楽しかっただろうなと思いました。

映え写真を撮る人たちに紛れて写真も撮り放題です。

推しの子(草)ど〜れだ!
推しの子(薬)ど〜れだ!
これかな!


言葉がわからなくても、その圧倒的な物量と建物の雰囲気で楽しめます。
中部の建築意匠も見られるのでホーチミンだけ滞在の方も異国感をいっぱい感じられるのではないかな。

最後に入り口に戻ると、もちろん漢方も売られています!

ファーマシーだ!

アオザイをきた男性がお茶も振舞ってくれます。(フリー)
薬の歴史を知った後なのでよりありがたみを感じます。
受付のお姉さんもアオザイを着ていてとても素敵。

元気になるというサルノコシカケ茶を買って帰りました。
元気にな〜れ。


1時間〜2時間くらいでサラッと見れるので、おすすめです!
ホーチミンでコロニアル建築とは毛色の違う文化を楽しみたい!という時間があればぜひいってみてください。

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