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不動産初心者さんが悩む、木造の構造選び

木造の種類

木造とひとくくりになっていますが、
A:在来工法
B:2×4工法
大枠この2種類が該当します。
その他、色々ありますがここでは通常、投資案件で考えられる構造として
ご説明します。

木造 在来工法とは?

簡単に言うと、柱と梁で作る軸組工法です。
筋交など、プランによっては出てきますが、
大きなメリットは

1・自由な間取り変更
2・改修などフルリフォームしやすい構造
3・施工会社が見つかりやすい。

施工会社も多く、在来工法なら安価な施工会社も見つかる可能性は大きいです。
デメリットは、誰でも施工に参入しやすいため、いい加減な業者も多数いる事です。大工経験のない、内装業者が施工の許可を取り、やったことも無い
新築を受注するケースも見てきました。

2×4工法とは?

2×4工法と呼ばれる枠組壁工法は、フレーム状に組まれた木材の骨組みに合板を打ちつけたものパネル化し、それらを壁・床・天井に使い六面体に組み合わせる「面」で支える工法です。 地震や強風などの外力を“面”で受けとめ箱状の六面体で支えるため、一般的に頑丈で、耐震・耐火・気密・断熱等の性能も高いのが特徴です。


木造のコスト比較

木造軸組工法の場合、柱や梁などに使う樹種やサイズを変えることで、構造体でコストを調整することが可能です。一方、ツーバイフォー工法の場合、構造体に使う部材はJASやJISの適合品を使用するように建築基準法で定められており、変更はできないため、構造体でコスト調整し、価格を下げることはできません。

「構造部材が規定で定められているため、構造体でコストを抑えたいという要望に応えるのは難しいといえます。つまり、ツーバイフォー工法で建てた家は、坪単価100万でも坪単価50万でも、構造体にかかるコストは同じです。

これは、裏を返せば、ツーバイフォー工法で建てた家は、ほとんどがハウスメーカであることも考慮し、建物の価格に関わらず、耐震性や耐火性、耐久性などの性能が確保されていて、かつ倒産リスクも少なく、安全・安心な工法ともいえます。
木造とはいえ、構造により施工会社のレベルが大きく変わるので、安すぎる施工会社には十分注意して、ご契約下さい。
皆様の投資が上手くいきますように!


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