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「経理の一流、二流、三流」これからの時代の経理のあり方を解説する一冊

司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。

2024年5冊目の読書日記

今回は税理士でもあり、建設会社総務経理担当役員でもあり、数々のキャリアをお持ちの石川和男さんの「経理の一流、二流、三流」(明日香出版社)を紹介します。


はじめに:経理の未来とAI

AI技術が急速に発展する現代において、「経理の職はなくなるのか?」という疑問を持つ人は多いです。

しかし、「経理の一流、二流、三流」を読むと、経理の役割は消えることなく、むしろその重要性が増すことがわかります。

ただし、そのためには新しいアプローチが必要です。

その答えがこの本に書かれています。

新時代の経理の新たな役割とは?

石川和男さんは、経理が単なる数字の追跡から、経営的視点を持つことの重要性、効率よく作業するための方法、自信のよりスキルアップが大事だと強調します。

この時代の変化を理解することが、これからの経理人にとって必須です。

この本ではどうすれば、このようなスキルを身につけることができるか、「三流、二流、一流」と具体例を上げて紹介しています。

一流のデスクワーク術

ここは自分が読んでも反省しなければならなかったところ。

意外かもしれませんが、デスクワークの効率化は経理業務の質を向上させる重要な要素です。

整理整頓がいかにして時間の節約につながり、最終的に業務効率を高めるかが説明されています。

この部分は、私の事務所の現状と照らし合わせると、書類整理の重要性が改めて明らかになりました。

AI時代の経理スキル

AIと共存する未来において、経理担当者が身につけるべきスキルにはどのようなものがあるのか。

具体的なスキルセットと、それを磨くための方法が提案されています。

ただ経理仕事を漫然とするのではなく、意識高く、経営者に進言できるほどの経理スキルを身に着けていくこと。

自分の仕事に当てはめていくと、ただ「登記業務」を漫然とするのではなく、お客様にとって最善な方法を一緒に考えてコンサルしていくこと。

付加価値を上げていかないといけないと読んで感じました。

なので、この本はAI化に伴って経営のスキルをあげることを主眼で書かれていますが、自分の仕事についても見つめ直すいい契機になる本だと感じました。

まとめ:読者へのメッセージ

この本は、経理担当者だけでなく、個人事業主や小規模企業の経営者にも大いに役立つ内容が詰まっています。

経理の未来に対する洞察と実践的なアドバイスが満載で、AI時代を生き抜くための一助となるでしょう。

ぜひ読んでみてください。


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