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人生相談、穏便な回答よりも

 新聞の人生相談のコーナー。数年前に離婚し、今は実家暮らしの30歳代の娘が、母(夫もいる)の行動を心配して、こんな相談を投書していました。
----60歳代の母の携帯電話に、深夜かかってくる。母は、トイレに入り会話をしている。そのそぶりからして、相手は(同じカラオケ仲間の)男性だと思われる。口を出してはいけないと思いつつも、毎晩うれしそうに電話で話す母を見るのがつらい----という内容です。

  これに対して、回答者は次のようなアドバイスをしています。
----まずは、あなたが心配していることをお母さんに伝える。そして「最近、好きな人でもできたんじゃないの」と軽い調子で話しかけ「無茶しないでよ」と軽くクギを刺す。そして、家族旅行に誘うなど、夫婦が共に過ごせる機会をつくってあげる----。
 これを読まれて、いかがでしょうか?
 だいたい、こうした相談の回答には、(道ならぬ恋を)諦めさせる方向に導く穏便な助言が多いようです。
 間違っても、こんな回答は目にしませんね。----60歳を過ぎて異性に心ときめくなんて、なかなかできる経験じゃないから、周りがどう思おうと、とことん突き進んで、2人の世界を楽しんだら----。

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