テストはほんとに必要ですか?
テストって本当に必要なのかな?
と最近よく思ってしまいます。
小学校から中学校に上がり、テストの数が増えました。難易度も格段に上がりました。
みんなテスト勉強に取り組んでいます。
いい点数を取ろうと勉強に励む級友を先生が褒めています。
でもなんだか僕は、かわいそうだなって思ってしまいます。
僕も中1、中2の頃はあっち側の生徒でした。
成績も、先生方からの評価も高かったと思います。
でも今は何か「テストでいい点を取る」以外に理由がないと、テスト勉強をやる気になれません。
勉強は好きです。でもテスト勉強は嫌いです。
それは、「僕が学習に求めるもの」と「先生が生徒に求めるもの」に乖離が生じているからだと気づきました。
ということで、今日はあるべき義務教育は何か、あるべきテストの形とはどんなものかについて僕の主観を述べたいと思います。
1.テストは何のためにあるのか
※BingAI に伺いました。
(ここは注意深く読まなくて結構です!!)
なぜか最後が煽り口調のBing先生ですが、要は生徒の能力を数値化するという役割がある!ということですかね。
なるほど…確かに学力の移り変わりを数値で示すのは合理的かもしれません。
だけど、勝手に数値化され、勝手に比較されている生徒の人権はどうなるんだ!!とも思ってしまいますね。
愚痴だけ言っても仕方がないので、次に、今のテストの仕組みでは何がダメなのかを根拠をもって説明しようと思います。
2.今のテストがダメな理由
僕がテスト勉強を嫌う理由を大きく3つにまとめました。
a.本質がぶれる
僕は、物事の本質をとらえる能力は何においても重要と考えます。
本質の理解を怠るのなら、勉強は時間の浪費、やるだけ無駄です。多くのテストは、本質がどこにあるのかを分からなくさせ、本質を求めようとする生徒の混乱を招きます。
なぜなら、義務教育段階では難しい問題が出せないので、学習の本質を問う問題よりもちょっとした知識問題のほうが好まれるからです。
この結果どうなるのか。学校の先生は学びの本質ではなくテストでいい点を取るテクニックを教えるようになる。
そんなの教えてもらっても嬉しくないのにね。社会の役になんかちっとも立たないのにね。
b.勘違いが増える
これは、本質がぶれることによる直接的な弊害です。
義務教育に限った話ではないですが、多くの賢い人たちが言うには「時間をかければどこまでも賢くなれる」らしいです。義務教育の定期考査ならなおさらです。
僕も中学二年生まで自分は賢いものだと勘違いをしていました。人とちょっとだけ考え方が違うのは間違っていないと思いますが、それが賢さかって言われるとそうでもないなと気が付きました。
もしテストが本質への理解に寄り添った理想的なものであったら勘違いしてもらって構わないと思います。でもそうでないのなら、本当は賢くない子が自信過剰になり、本当に賢い子が自信を持てなくなるような、悲しい状況を作り出すだけです。
c.時間の無駄
本質を捉えていない先生が作ったテストなら受けなくていいと思います。もしそれを受けないと大学に入学できないのなら、そもそもそんな大学に入るべきでないと思います。
……というのが僕の理想ですが、よくわからないことで先生と口論になるのもまた時間の無駄なのでちゃんとテストは受けてます。
3.あるべきテストの形とは
まず、本質への理解に寄り添ったものであること。抜本的な解決のためには義務教育レベルではなくもっと広範囲で行うべきです。
また僕がもし日本の教育を変えれるような人だったら、テストの量、負担は減らすと思います。もしテストが望ましい形であったとしても、多すぎては生徒自身やるべきことに時間を割くことができません。
そして最後に、生徒を点数だけで決めつけないことだと思います。冒頭で僕が同級生を「かわいそうだな」という言葉で表現したのにはここに理由があります。生徒自身をテストの点数というフィルターで見られている有様はあまりにも残酷すぎる。いろんな視点で生徒自身に向き合おうとする先生たちの姿勢も大事なんじゃないかなあと思います。
4.最後に大人の皆さんに伝えたいこと
最後まで読んでくださった”大人”の皆様に子どもの僕から伝えたいことがあります。
子どもの夢をそんな簡単に否定しないでください。大人なら、優しく受け入れてください。
僕自身、級友からアイデアやインスピレーションを受けることが多いのですが、そこに学力は全く関係ないと思います。
だから、テストで点数を取れない子どもがいても、責めないでください。
もしかしたらその子ではなく、テスト、言うなれば社会自体が間違っているのかもしれません。
学力とかそんな薄っぺらい物差しで子どもを見つめないでください。
子どもを舐めないでください。
よろしくお願いいたします。
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