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英語の模試で60点UPさせた話


ふと思い出した勉強法の話です。

約15年ほど前、進学校の高校で3年目を迎えていたわたし。

受験前の大事な夏。
どれだけ英語の勉強をしてもリスニングをしても模試の点数は200点のうち120点前後。

単語帳を自分で作ったり、付箋を部屋に貼ったり、あれやこれやと試して疲れていた時。

全てが嫌になったのです(遅めの反抗期)

何で勉強せないかんと?
これだけやっとるのになんで点数上がらんと?
リスニングとか何回聞いてもわからんし!

荒れまくり。

高3の夏休み。
進学校にとっては夏休みという名の勉強集中期間。

英語勉強で思ったほどの成果がでなかったわたしは、それまで使っていた参考書などを一旦横に置いた。

英語の先生が薦める分厚い教科書や参考書はそっとベッドの下へ。

そしてターゲット1900という犬のマークがついた単語帳を買った。

そして毎日、単語と例文をぶつぶつと唱え始めた。

家中を歩きながら、ぶつぶつと。
1日に単語帳を1周することを心に決めて。

紙には書かない。
見て読んで、自分の声を聞くだけ。

わからなくても、覚えてなくても次に行く。
放置して1周することに専念。
そもそも最後のページまでいきつくためにはゆっくりしている時間はないのだ。

これを2ヶ月ほど続けたあとの英語の模試テスト。

結果が出て、文字通りたまげた。
180点超え。

そして声に出た。
「えっ、なんで??」

テストの点数をみてみると、これまで苦手だった長文で点数がとれていたのだ。

単語がわかると長文がわかる。わかると読むのが早い。読むのが早いとよく解ける。

わたしの青春をかけたひと夏は、青い犬の単語帳と60点UPさせたことだった。


そして効率的な勉強法がわかったのだ。←遅い


英単語は書くな。
複雑な文法は勉強するな。
単語帳をスピード感を持って読むことが大事。

基本ぶつぶつ読むが、難しい単語は毎回独自のリズムをつけていた。

歩きながら、顔の表情を使って例文をイメージしながら、ちょっとおおげさに読みあげる。

fやrなんかは特におおげさに。
なぜなら自分の気持ちがいいから。
発音記号の強調するところだけはしっかりとおおげさに。

今思えばこんな娘を持った両親も戸惑っていただろう。

机に向かって静かに勉強していた自分の娘が、いきなり冷蔵庫とキッチンを往復しながら犬の単語帳を読み上げているのだ。それも何時間も。


私は高校の時に塾に行っていないのでわからないが、英語の勉強に関して言えば、家の中で歩き回り例文を読む、これで十分ということである。

勉強している人、試験で結果を出したい人、ぜひ真似してみてほしい。

間違っても難しい文法の本や、5000ワードなどの単語帳は買わないこと。これ大事。


1周することで毎日、やっと終わったー!の感覚が得られるのだ。

1周できる単語帳、つまり1900がベストだ。
これを続ければそのうち知っている単語を目にした時にこう思うようになる。

あ〜、あの30ページあたりの上から4番目のやつね。はいはい。例文はこんなかんじよな。


ちなみにこの方法を友達に伝授したところ、点数がしっかり上がっていたので間違いないと思う。


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