No.9「特別支援学級にどう関わるの?」

こんにちは、あーさーです。
みなさんに伝えていなかったのですが…。
私は「静電気男」です。人並み以上に静電気を生む人間だと自負しております。とても悲しいです。怖いんです…。車に乗る時、降りる時、毎回「バチン!!」と音を立てて指を攻撃してくるんです。最近は、息子達に触れる時にもバチバチっと静電気を立てるので「痛いっ!」と言われます…。

はい、静電気の話はここまでにして…。
今回は、通常学級の担任の先生方が、特別支援学級にどのような関わればいいのかについて綴ります。特別支援学級の先生方なら頷いてくださる方がいらっしゃることと思います。

私が初めて支援学級の担任を務めた時に、今までの自分が、支援学級の子ども達や先生方へどれだけ配慮が足りなかったのか痛感しました。振り返ると、恥ずかしいを通り越して怒りさえこみあげてくるほど、周りが見えていなかったなと反省します。配慮が足りなかったというのはどういうことか、私の実践を踏まえて話すと…。

通常学級も支援学級も先生方は、毎週、週案というものを作成して管理職に提出しています。(最近は、作成しない学校も増えてきています。)週案というのは、来週1週間の予定表&今週の活動記録のことです。この来週の予定がわかる週案を専科の先生や支援学級の先生に木曜日や金曜日に渡します。こうすることで、連携が取れるのです。しかし、この週案を作らない先生や作ったとしても渡さない先生、渡したとしても週初めの月曜日や火曜日に渡す先生がいます。

これが、どれほどの迷惑行為なのか、支援学級の担任になり痛感しました。

支援学級には、数種類の学年のお子さんが同じ部屋で過ごします。また、同じ学年や同じ学級でも一人一人の実態に応じて、取り組む内容や学習する部屋が異なることも多いです。

例)
学級 → 1時間目~6時間目
1ー1男 → 国算道音国(道・音は交流学級で学習。)
2ー1男 → 算国図図生(図・生は交流学級で学習。)
2ー2女 → 体算国国生(体・生は交流学級で学習。)
3-1女 → 国社算理道学(社・理・道・学は交流学級で学習。)
3-1女 → 国社算理道学(学は交流学級で学習。)
6ー2男 → 算国道総家音(総・家・音は交流学級で学習。)

これらの一人一人の学習内容や学習場所(交流学級なのか?支援学級なのか?)を把握しなければいけません。ここまで理解できている方なら、何が迷惑なのか言わずもがなですよね?さらに、困ることに、先生によって渡してくれるタイミングが異なるので、仕事が終わらないんです。1年2年の先生が渡しただけでは予定表が作れないのです。だから、支援学級の先生方は仕事の進みが遅くなってしまうのです。

中には、「なんで、子どもの人数が少ないのに帰りが遅いの?」「もっと、交流級の仕事もやってよね。印刷ぐらい手伝ってくれてもいいのに。」なんて話をする方もいます。これは、大きな間違いです。

他にも、こんなことしていませんか?
・急な日程変更の伝え忘れ。
・係決めやお楽しみ会の誘い忘れ。
 または、その時間になってから急に教室に呼びに行く。
・交流学級で目立ったらすぐに支援学級に戻す。
・「できなかったら教室に戻ってもらうからね。」と指導する。
・お世話係を作って、周りの友達にお世話をさせる。
・支援学級の先生が出張や休みの時に交流学級で預かることを拒む。
・仕事できない人や学級崩壊する人が支援学級の担任だと思う。
 または、支援学級の先生=ダメな先生と認識する。
・急に支援学級になった先生に対して「何かやらかした?」と思う。
・部会や行事の担当に名前を忘れられる。
・行事の際に席や立ち位置が用意されていない。
・集合写真の時に支援学級の子を呼び忘れる。
 また、支援学級の先生を写真に入れ忘れる。
・卒業式、卒業生の担任なのに、交流学級の先生だけが称えられる。

ぜひ、一度、自分に当てはまらないか確認してみてください。
この逆のことをすれば、支援学級の子どもや先生は大変喜びます。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。
いいねやコメントをいただけると繋がれるので嬉しいです。

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