No.42「単学級こそ〇〇をしよう!」

こんにちは、あーさーです。
前回は、「待つ」ことの大切さについて投稿しました。
みなさんやみなさんの周りの人は、待つことができますか?
No.41「子どもの成長に大事なのは〇〇」|あーさー/Cheish Home事業代表 (note.com)

さて、今回は、単学級におすすめしたい取り組みについて綴ります。単学級の多くが6年間の内の多くの年度を単学級のまま進級していきます。中には、途中から単学級になることもありますし、その反対で途中から複数学級になることもあります。(珍しいパターンですが、私が勤務していた学校では、単学級→複数学級→単学級もありました。)

 私は、単学級の担任になったことが6回あります。その経験を通して感じたことは、「友達がどのような人間なのか決めつけてしまう環境」が課題だと強く感じました。具体的に話していきます。

【パターン① 役割決め】
 学級役員を決める際に、「学級会長は〇〇くんだよね。副会長は△△ちゃんだよね。」という雰囲気が漂います。当事者達も自分がそれに値することを受け入れています。これは、学級役員以外でも同じです。例えば、1年生を迎える会の劇の役決めで表に出る子とそうでない子が「やっぱりこの子がそうだよね。」という配置にすぐ決まります。予想外のことが起きにづらいのです。

【パターン② グループの固定化】
 遊びの様子を見ていると、一緒にいる友達が固定化されています。それだけに限らず、学習面においてもペア決めやグループ決めの際に決まった面々で組みやすいです。5・6年間も同じメンバーで単学級で過ごしていると気が合う子とそうでない子がはっきりわかりますからね。

 これらのことが悪いというわけではありませんが、組織としてこれ以上の成長はないなと強く感じていました。また、「Aさんって、どういう人?」と尋ねても案外知らないんですよね。ただ単に長く一緒にいるだけで知った気になっているだけなんです。そこで、このマンネリ化した状況を打破しようと考えて実践したことがあります。それは「自己紹介」です。この自己紹介をしたことで、当時5年生だった子ども達は、友達の新たな一面を知り、普段自分から関わらなかった友達と関わるようになり、役割決めやグループ決めの固定化などが解消されました。「自己紹介」をしただけです。それだけで変わったのです。簡単ですよね?

 では、どのように「自己紹介」をしたのか。ちょっと工夫を凝らしたのでそれを次回お伝えしようと思います。この活動は、市・支部・県・関東での発表でたくさんの方に興味をもっていただき、お陰様で全国で発表させていただいた取り組みですので初の有料にしようかと考えております。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
フォローやいいね、コメントをくださると嬉しいです♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?