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アイスランド旅行記㉑ハイキングに行こう!

前回までのあらすじ

ワークキャンプの2日目は、眠った冷蔵庫を掃除したあと、家の周りを散策した。特別な物はなくとも、海に雪玉を投げたり、犬の散歩を見てほっこりしたりと、楽しい1日になった。
ボランティア活動という括りに縛られない、臨機応変に「自分のやりたいことをやる」という余白の大切さにも気付いた。

お好み焼きを作る

現地時間 2017年2月23日
この日、私は初めて食事担当となり、お好み焼きを作った。

↑食事はリビングの長テーブルで。

このワークキャンプの醍醐味は、各国からの参加者が作る手料理を毎日体験できることだ。

日本食といえばお米を使った和食が基本だが、人数分のお米をキャリーケースに入れて行くのは、さすがに無理がある。そこで、同じく日本食で粉さえあれば完結するお好み焼きをチョイスしたのだ(今思うと、お好み焼き粉を持って行くというのもだいぶ効率が悪い気がするが)。
ただ、他の日本人メンバーはお米を少量ずつ持参していたので、それらを合わせて料理した日もあった。

お好み焼きは家で練習してきた(ここから私の料理レベルの低さが分かる)が、個人的にはあまり上手く焼けなかった。が、みんな美味しいと言って食べてくれた。優しい。

この日は、家の修理などをしてくれるガタイの良いアイスランド人のおじさんも来ていて、彼にもお好み焼きを食べてもらった。

ハイキングに行こう

そして、前日に続き午後は外出することに。1日目の掃除で発見した大量のスキーストック(参照:アイスランド旅行記20)を使い、丘の上まで登っていく計画だ。
スキーストックを1人2本持ち、フル装備で家を出る。

昨日は家の周りの平坦な道を散歩しただけだったが、今日はどんどん登っていく。
両手にストックは大袈裟に見えるかもしれないが、雪が深く積もっているので、油断すると足を取られて結構危険なのだ。ストックを支えにして、列になって慎重に歩く。

↑mont-bellのポスターになれそうな写真。

無事登頂🏔
この辺りが湾になっていることがよく分かる写真だ。


こう見ると、それほど高いところまでは登っていない。それでも、達成感があり気持ちよかった。

丘の上には、十字架の建物もあった。

誰からともなく、雪の上に寝っ転がる。
真っ白な地面を見たらこうしたくなるのは、人類共通らしい。

ハイキングでハイ(?)になった私。
もはや懐かしいアイスランド旅行記②で書いたスキーパンツが、最高に役に立った瞬間だった。


最高の思い出というのは、こういうことを言うんだろうな。

下山も慎重に、楽しく降りていく。



たっぷり歩いて疲れた夜は、みんなでお菓子を食べながら雑談。
1日目に予想した通り「なんて楽しいんだ!」という日々が続く。

でも、やっぱり悪いことも起きて…?
次回は、ある事件について振り返ります。

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