読書記録:伊藤計劃「ハーモニー」


読書記録:伊藤計劃「ハーモニー」

はじめに

この春休みに書いたノートの写しです。

著者・タイトル・出版社・年

伊藤計劃「ハーモニー」早川書房 早川文庫JA 2014年

読んだきっかけ

・某知人が某本を読む前の本として勧めてくれました。ちなみに同作者「虐殺器官」は勧められるまえから名前だけ知っていました。リアタイCMで見たのをすごい覚えています(舟を編む)

感想

一周したけど、二周目はエピローグから読みたい。で、時系列を整理して読みたい。知らない間にトァンちゃんの父親死んでたし。
これ地名か、これ名前か…も多すぎた。コード的なのが新鮮だった。<dictionary>が1番好きなコード。
P34「三人の出会いから2年経って…」で、女子高生の時の話が回想だったのだ、とようやく気づく。ところどころでミァハの話が出てきたのは思いだしてるって事なのかな、
冴紀がもう少し出てきてほしかった、と少し思った。
3人の中ならキアンが1番好き。P147~の辺り。薬を飲むのをやめてる所。そういう、13年が詰まった「うん、ごめんね、ミァハ」なんだと思う。薄ピンクの棺、明るい喪服、キアンは望んでいたか?気になる。キアンの視点の話ないかなと
三点リーダーがクエスチョンマークなのは割とすぐ気づいた。
拡現(オーブ)は個人的には便利というより、そうすぎて不便かも。今でも情報過多だと思うから…。「プライベート」が淫語になるのもジャングルジムが危険じゃなくなるのも嫌。
それにしてもエピローグ<part: number= epilogue: title= In This Twilight/>、意識も「わたし」もなくなって、そんな感じの世界になったらトァンの物語を読むような人はいないのではないか?意識とか持ったらたぶん死んでしまうのだろう。持たずに幸福なら持ったら逆なのではないか、ユートピアというよりディストピアな気がすごいした。あとゲーテ出てきてそれが残ってたのかってなった。あと関係ないけど、コラボカフェでカプレーゼでてきそうだった。それとコレ、だいたい5日間の話だった。整理して読みたいと思う。
「虐殺器官」もこの次読むのいいかもだけど作中にでてきたの、三銃士とか読みたいかも。

おわり

というわけで、春休みの読書記録写しでした。「虐殺器官」も早く読みたいですね。

謝辞

「ハーモニー」を勧めてくださった某知人お兄様、ありがとうございました。

リンク


#読書記録 #桐田


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