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「新人職員体験記 石田がゆく」この作品の主人公の想いをキリトル

こんにちは。東海村スマホクリエイターズLab.の田中です。
さっそくですが、みなさんは東海村公式YouTubeの人気企画「新人職員体験記 石田がゆく」をご存じでしょうかー?
今回、読売新聞に掲載された記事を私が読んだことをきっかけに、作り手である東海村総合戦略部地域戦略課の石田直之(いしだ・なおゆき)さんを直撃し、動画に隠された石田さんの想いに触れてきました。


東海村公式YouTube「石田がゆく」とは?

東海村公式YouTubeの人気企画「新人職員体験記 石田がゆく」

東海村では、これまでもYouTubeを活用した積極的な情報発信に取り組んできましたが、令和5年度から、これまでにない新しい視点から村の魅力や情報を発信する動画シリーズ「石田がゆく」を開始したそうです。

村のことをほぼ知らない新人職員が、学びながら村のヒト・モノ・コトに触れる動画を配信し、視聴者の皆さんに少しでも東海村に興味を持ってもらい、好きになってもらいたいと思っています。
採用1年目の新人職員が1人で企画・撮影・編集を行っています。住民の皆さんが見てくれれば見てくれるほど石田は成長しますので、ぜひご視聴ください!

東海村役場公式ホームページ

これまでに8本の作品が公開されています。事前に全ての作品を見させていただきましたが、今年度採用された新人職員とは思えない、素晴らしい出来映えで、覚えることや勉強すること、担当する業務がたくさんあるにも関わらず「よく制作したなぁー」というのが第一印象でした。その中でも特に村の花である「スカシユリ」を取り上げた作品は、アイデアの斬新さ、豊岡海岸などの背景映像の美しさ、演技力、そして主役であるスカシユリの綺麗さに感動を覚えました。

【作品リスト】

インタビューをとおして、今回の企画を始めたきっかけやそこに込められている想いに触れていきたいと思います。

スカシユリと青空と石田

はじめたきっかけ

―石田さんよろしくお願いします。まずは今回の企画を始めたきっかけを教えてください。

こちらこそ、よろしくお願いします。
地域戦略課では、令和2年度から東海村にまつわる教養(行政のことや歴史など)や手続きなどをわかりやすく職員が解説する動画企画「東海村YouTube LAB」の配信を始めました。これまでに、予算編成や税金の仕組み、出生や死亡の手続き、確定申告の方法、ほしいもの魅力発信などに関する解説を職員自らが映像化して発信していました。

令和5年4月、私(石田)は東海村役場に採用となり地域戦略課に配属されました。配属されて直ぐに上司や先輩から、新人らしさを出した新しい企画にチャレンジしてみてはどうかと打診され、今回の企画を考えだしました。

村外に住んでいる新人職員の私が、自ら学びながら東海村を紹介していく「新人職員体験記 石田がゆく」という企画です。上司にGOサインを出してもらえるよう企画書作りから説明まで先輩職員に協力してもらいながら、がんばりました!

トレードマークのメガネと初心者マークをつけてまちに飛び出します

実際にやってみての感想

―次に、実際に動画の撮影や編集を進めてみての感想を教えてください。

取材先の選定を含めてYouTubeの作品としてまとめるのは率直に大変でした。

第一に、東海村のことを全く知らない私がいったいどこから取材すればいいのか、どのような内容にすればいいのか、雲をつかむような話でした。そんなとき助けてくれたのは、やはり上司や職場の先輩方でした。

第二に、短編映像とは言え、そこは映画製作と同様、監督、プロデューサー、演出家、脚本家、カメラマン、音声、編集、そして演者など役割が多岐にわたります。取材先との交渉や共演者へのお願い、演技指導なども含めると一人10役!といったところでしょうか。

第三に、自分自身が主人公として動画作品に登場するので、素人ながら演じること、しっかりと正しい情報を伝えること、そして笑顔で楽しい雰囲気を出すことがとても大変です。実際には出演してくれる方や職場の仲間に協力してもらって何とか作り上げています。

村の木「クロマツ」を探して。

これまで作った作品の出来栄えは?

―これまで8本の動画を制作していますが、自分なりの手ごたえを教えてください。

始めた当初は月2回の投稿を目標に動画制作を進めてきました。現在、紹介編と特別編を入れて、8本の作品を投稿しました。累計の視聴回数は7,000回を超えたところです!

今は業務の都合もあり投稿のペースを抑えていますが、これまでの視聴回数は、第0回(オープニング)が1,740回と最も多く、イモゾーとの腕相撲対決、東海高校への潜入取材が続いています。読売新聞にも取り上げていただき、閲覧数も増え、話題に上る機会も増えてきたように感じています。視聴回数が日々増えていくことが次の作品づくりへの意欲につながっています。

村の人気キャラクター「イモゾー」を探れ!

これからやりたいコト

―「石田がゆく」のこれからの展開も含めて石田さんがやりたいことを教えてください。

新聞にも取り上げていただきましたが、「東海村役場には石田あり!」と言ってもらえるよう、動画制作はもちろんですが、公務員として住民のみなさんの期待に応えられるよう日々努力していきたいと思っています。いつまでも新人職員ではいられないので、いつかは後輩職員を育成できるよう自分を高めていきたいと思います。


東海村YouTuber 石田 ここにあり!

今回の取材を通して

個人へのインタビューは2回目となりましたが、今回も内容の濃い会話ができて楽しかったです。私自身、個人へのインタビューは、本人のプライバシーに触れすぎないように気を配りながらも、いかに魅力を引き出すかとの難しさを感じております。今回、石田さんには、話しやすい雰囲気を作っていただき、記事には書ききれなかったエピソードをたくさん聞かせてもらい、私自身も大変勉強になりました。

東海村には芸術、芸能、技能に卓越した方々がたくさんいるので、今後もこのインタビュー企画を続けていきたいと思っております。
石田さんありがとうございました。今後の活躍を願っております。


▼取材・執筆・撮影担当者

田中克朋/取材・執筆・撮影 秋田県鳥海山の麓に生まれ、就職を機に茨城県へ。東海村には50年近く在住。会社員時代にタイ王国へ出張も含めて通算8年ほど駐在し、現在も現地の人たちと交流をしている。趣味は写真をベースにインスタグラム等のSNSで村内の風景を発信すること。「T-project/東海村スマホクリエイターズLab.」では若い世代に教わりながら楽しんでいます。

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