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京都西陣・お気楽着物コーデ(20200911) ~もうすぐ秋のギリギリ夏着物①~

こんにちは、京都西陣のkiritsuboです。まずはコーデ全体のご紹介。
コーデの詳細はあとに書いてます。

1.2020年9月11日の着物コーデ。

(名前入り)20200911着物コーデ (2)

2.当日の天気

最高気温 31.3度、最低気温 23.4度

この日ぐらいの頃は、昼間は暑いのですが夜は秋らしくなってきてました。
なので、夜に着物を選ぶと
「明日あんまり暑くならへんのとちゃうか~」とか思って
ものすご不安になったりしますが、おかげさまで今のところ天気予報が正確なので、昼間が暑くなる確率が高いとわかったら、とりあえず今回は夏着物が着られるらしいと確信して用意しました。

ただし、前日はちょっと天気が悪く、ひょっとしたらちょっとだけでもぱらっとくるのとちゃうかと思うと、ええ着物は着られへんなぁと思うのです。しかし実際はお天気は意外と持って、雨コート着る心配もなかったです♪

3.着物

前回11日は、もう夏着物最後にしようかと思ってたんですが、どうも来週も暑そうなので、今日にと用意してた着物は来週にしました。なんとか雨が降らず寒くならへんかったらええのですが。どんな着物かは、またこの次ね。

で、今日着たのは…

(名前入り)20200911着物コーデ (3)

これですよ。この夏いっぺん着てます。これから暑なる~て時に。このときは、爽やかに見えるようにコーデしたけど、今回は秋なので、組み合わせも秋らしくしてみましたよ。それは帯のところでご説明しますね。

さて素材ですが、麻混のような単衣。透けてるのでやっぱりちょっと夏っぽいですが、絽でも紗でもない。天神さんで買うたときも、夏着物やと言うたはったので、単衣でも暑い間に着るものやと思って着てます。でも、色がくすんでいるので、秋に入った頃でも使える一枚ですね。

色は深い緑。そして葉っぱ柄。真夏に着るときは茂る木々の葉やと思って着ますが、今回は赤くなる前の葉。今回は、秋のイメージをできるだけ前面に出るように帯を選んでみました。

4.帯

いつもの天神さんのお店で買うた帯は袋名古屋帯で薄地のカジュアルな帯。素材はこれも麻。涼しくてとっても締めやすいのです。

枯れ葉色のような薄茶色です。着物が深緑の濃淡のある色合いなので、秋らしくするにはこのくらいの色味を合わせるのがいいですね。

(名前入り)20200911着物コーデ (2・帯帯締帯揚げ)

7月に同じ着物を着たときは、こちらの帯でした。

(名前入り)20200911着物コーデ (3・帯帯締帯揚げ比較用)

詳しくはこちらに書いています。

帯を変えるだけでだいぶ印象が違いますね。着物の色は緑で爽やかになりがちですが、着物が緑でも「深緑」であることで、まぁまぁぎりぎり秋らしくなってくれてますね。2つ並べるともっとわかりやすいかな。

(名前入り)20200911着物コーデ (3・組合せ比較写真)

着物部分が少なくてわかりにくいかもしれませんが、おんなじ着物でも本当に表情が変わっています。

前回この帯を使ったのはは7月10日。枯れ葉柄やのに、これから夏!っていうときの出番やったのはなんでかというと、枯れ葉色の葉っぱ柄は、実は夏の柄なのです。枯れ葉を見て秋を連想させる。そして少しでも涼しさを感じようとするのです。

5.帯揚げ

薄茶色の帯に合わせて秋らしくするために、今回は茶色を選びました。これも絽なんですよ。見えますか?帯揚げ見てくださいね。

(名前入り)20200911着物コーデ (2・帯帯締帯揚げ)

6.帯締

白とベージュでレース編みしています。これはうちの帯締やなくて、アンティーク物を着付けの先生から買いました。

(名前入り)20200911着物コーデ (2・帯締)

今回は帯締があんまり目立たんようにしてます。茶色で統一。無地やと目立つので、茶色に馴染んだベージュ系の柄物にしました。

7.下着

肌襦袢と絽の薄い長襦袢(ポリ)。

裄が短いので、裄丈を縮めた長襦袢使用。袖丈も1尺2寸と短くて、安全ピンでお襦袢の袖を短く留めておきました。

補正はいつものようにウエストと胸周り。
汗はかきますが、だいぶ楽になってきましたね。

8.コーデの工夫

(名前入り)20200911着物コーデ (4)

やっぱり、茶色が入るだけでだいぶ雰囲気変わりますね~
他にも秋を感じさせる方法はあるかと思いますが、自分の持っているものは無限にあるわけではないので、そのなかで工夫せんとあきません。

私は茶色・黄色系統の帯と帯揚げが多いので、秋に入った頃はこの色の組み合わせが楽です。そしたら帯締も合わせたらいいと思うけれど、肝心の帯締はベタっとした茶色一色の帯締しか持ってなくて、何に締めても妙に目立つんですよ。オシャレでないというか、帯締だけ歩いてるみたいな印象になってしまいます。自分の好みでないんでしょうね。そういうのは使わんほうがいいです。あるいは、いつか役に立つと思って寝かせとくかですね。

組紐を商いしてるというのに、これはダメですねぇ。ちょっと考えてみようと思います。

9.全体の感じ

(名前入り)20200911着物コーデ (5・顔なし)

これはバチ衿(幅が調節できない衿)なので、お襦袢の衿が後ろから見えそう!5mmか1㎝くらいは引っ込んでるのがカッコいいのですが、まぁ仕方ないか。いやホンマのところ気にしてませんがw

ラジオのポッドキャストのところに全体の写真がありますので、よろしかったらどうぞ。
ポッドキャストは、3カ月で消えます(と聞いてます)。

https://radiomix.kyoto/episodes/episodes-21144/

この日のテーマは「門前菓子」。
しばらくシリーズでお話してたテーマですが、今回は上京区と南区にある寺社の近くにあるお菓子屋さんのお話をしています。歴史あるところばかりですよ。是非お聞きくださいね。

10.全部の価格は?

着物 :4000円
帯  :約5000円
帯揚げ:2000円?
帯締 :約1,500円(3本5000円)

合計 :約13,000円

この着物は落ち着いて見えるのに、着るとちょっと可愛らしくなるような気がします(ホンマ?)。でもこういう着物、好きです♪

コーデの参考になりますように。

次回のは

前回の着物コーデは


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