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少し自分のことが見えてきた術後3日目

こんにちわ、kira です。
術後3日目、少しずつ、自分のことが客観的に見えてきました。


痛みに翻弄された夜を越えて

朝になりました。
汗、びっしょりです。痛み止めを点滴から入れてもらい、知らない内に寝てしまっていたようです。
(朝が来た・・・良かった・・・)
と、思うのもつかの間、恒例の歯磨きです。
3日目ともなると、さすがに、口腔内のモヤモヤみたいなのがスッキリするので頑張ってでもしたほうがいいことに気が付きます。
ただ、動くことで痛みが増すことも増えてきたのも事実です。

パジャマの交換

さて、看護師さんからの提案で、着替えることになりました。
昨夜の痛み止めの点滴のあと、汗をたくさんかいたので、ありがたい提案でした。ホットタオルで身体を拭いてもらいます。
無駄に
『すいません、すいません・・・』
と発してしまいます。3日目にして、羞恥心みたいなのが出てきました。
尿の管が入っているので当然、お下も流してもらうことになるのですが、昨日までなんとも思わなかったのに、急に恥ずかしくなってしまい、
『すいません・・・ほんとにすいません・・・』
しか言えなくなりました。
本当にありがたいですよね、その節はお世話になりました(しみじみ)
そして、なんと、洗髪もしていただけることに!
ベッドの上で、簡単に、ということでしたが、泣きそうになるくらい嬉しかったです!
ピンクのカラーが少し流れ出てしまい、びっくりさせてしまいました。

早期離床、3日目

この日も看護師さん2人で、起き上がりの練習に来てくださいました。
動くと痛いので、先に背中からの麻酔をいれて、少し時間を置いてから行います。昨日とあまり進歩のない起き上がりで
『ちょっと待ってくださいね・・・え〜と・・・手をこうして・・・』
と、大きめの独り言を言いながら、起き上がります。
立ち上がります。
歩き始めます。
前かがみになってしまいますが、それでも前を見て、病室の入口まで、ゆっくり到達することが出来ました。そうは言っても個室なので、3mあるかないかくらいの距離ですけど、昨日まで出来なかったので、大きな進歩です。
『このままお部屋の外まで行ってみましょうか』
という看護師さんの言葉に、またしても、プチパニックを起こしそうになりました・・・
『・・・明日にします』
勇気を振り絞り、お断りさせていただきました。

自力でトイレへ

気がついてなかったのですが、大きい方が術後から出ていなかったのです。
歩く練習をしてしばらくしてから、急に、催してしまったのです。
ギュ〜・・・ゴゴゴゴゴ・・・ギュるるr・・・
(やばい、お、お腹が・・・)
間に合わない、このままだと漏らしてしまう。
そう思った私は、必死に、今動ける最速のスピードで、ベッドから降りてトイレに向かいました。お腹からは3本の管が出ています。尿の管もあります。引っ張らないように気をつけなければなりません。
幸いにも歩行訓練をしたおかげで足の血栓予防の器械は外れていました。

・・・間に合いました・・・

しかし、用を足した今、冷静になってみると、自分ひとりでは、どうベッドに戻っていいか、考えてしまいました。
おむつを巻いていたからです。必死になっているときはストン、と下ろすことが出来たのですが、巻き直し?履き直し?をしないといけない、管もある、必死にここまで来たけれど、用も足せたけど、ごめんなさい、看護師さん、助けてください、という思いでナースコールを押しました。
来てくれた男性の看護師さんは
『女性の看護師のほうがいいですよね?』
と、気を遣ってくれたのですが、
『いえ、大丈夫です。返って申し訳ないのですが、助けてください』
もはや、身体が辛い、早くベッドに戻りたい、という感情が勝ってしまいました。
ようやくベッドの上に戻りました。
息切れと喉の乾きと一気に襲ってきました。
だけど
(ひとりでトイレに行けた・・・頑張った、私!)
自分で自分を褒めてしまいました。

そして、消灯。

また、トイレに行きたくなったらどうしよう、と思いながら眠りにつきます。ちゃんと、消灯には眠れる自分が不思議でしたが。
そしてまた、痛みが襲ってきたのです。
昨日の今日なので、とりあえず、背中の麻酔を入れて、眠りにつきます。
だけど、やっぱり痛い。
ウトウトしながら痛みに耐え、巡回時に看護師さんと相談し、痛み止めを入れてもらうことにしました。
昨日に比べたら、うん、まだ、ましな夜でした。


☆読んでくださりありがとうございます。
まだまだ拙い文章ではありますが、読んでくださっている方もおり、
それが励みになっています。感謝いたします☆

kira




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