あの人が居なくなってから
季節が春になって私の住んでる地域では雪はほぼ見なくなった。
私は正直彼女のことをどこか鬱陶しいと思っている所があったと思う。
でもだからこそタイムラインからあなたが消えたあの日から、私のタイムラインからは鬱陶しいくらいの彩やかさと闇の深さが消えてしまったのだろうと思う。
これが人が生きるということで、これが人が死ぬということなのだと、実感とはまた違う、新たな感覚を感じている。
彼女とは実際に会ったこともなければ仏壇参りにも行ける程の仲でも無いだろう。
でも何故か時々頭に過ぎ