見出し画像

【観戦日記】高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 WEST 第18節 セレッソ大阪U-18 VS 愛媛FC U-18

プレミア残留をかけた大一番、愛媛FC U-18を舞洲に迎えての最終節は0-0のスコアレスドロー。辛くも得失点差により残留を果たすことができました。

公式記録はこちらへ→http://www.jfa.jp/match/takamado_jfa_u18_premier2019/west/match_page/m1807.html

メンバー

同日同時刻開催のU-23へは桃李くんと野村くんだけを送り出し、今年一年をU-23で過ごしていた面子を総動員したセレッソ大阪U-18。すべてはプレミア残留のために。フットボリスタの記事で大熊監督はプレミアでの勝利のためにU-23でやれる選手をU-18では出さないとは言っていたものの、流石に背に腹は変えられないこの状況では致し方なしか。

システムと選手の並びはメモったものなので違うところはあるかもしれません。
セレッソはいつもの4-4-2、対して愛媛は5-3-2で向かい合います。

セレッソ大阪U-18
GK21折口 輝樹(3年)前所属:FC.フェルボール愛知
DF3小澤 希海(2年)前所属:FC多摩ジュニアユース
DF33西尾 隆矢(3年)前所属:セレッソ大阪U-15
DF16下川 太陽(3年)前所属:セレッソ大阪U-15
MF14吉馴 空矢(3年)前所属:セレッソ大阪U-15
MF8松本 凪生(3年)前所属:セレッソ大阪U-15
MF36岡澤 昂星(1年)前所属:セレッソ大阪 西U-15
MF23吉田 有志(2年)前所属:セレッソ大阪U-15
MF10奥村 仁(3年)前所属:セレッソ大阪U-15
FW13西村 真祈(3年)前所属:セレッソ大阪 西U-15
FW9藤尾 翔太(3年)前所属:RIP ACE SC

愛媛FC U-18
GK1草野 真人(3年)前所属:サザンウェイブ泉州FC
DF6谷岡 昌(3年)前所属:愛媛FC U-15
DF3武井 邑馬(3年)前所属:愛媛FC U-15
DF15村中 総一郎(3年)前所属:愛媛FC U-15
DF5三原 秀真(3年)前所属:帝人サッカースクール
DF20村上 昌(3年)前所属:愛媛FC U-15
FW10塩﨑 彰(3年)前所属:愛媛FC U-15
FW14柳下 将野(3年)前所属:愛媛FC U-15
FW11上岡 陸(3年)前所属:廿日市FCアカデミーU-15
FW17高野 捺貴(2年)前所属:埼玉オーステンSCジュニア
FW9藤原 代知(3年)前所属:アルコバレーノFC

試合雑感

勝てば残留、引き分けでも余程のことが無い限り残留。負ければアビスパ次第で降格となるこの試合。
セレッソはボールを保持しながらの攻撃。
愛媛は5-3でブロックを敷いた上でカウンターアタックで得点を狙います。

セレッソは松本凪生くんがCB間に落ちてビルドアップ。SHを絞らせFWの前後への動き出しで愛媛のブロックの中にボールを届けようとしていました。

しかし、愛媛の3CH+3CBの密度の高い所への突撃は愛媛の守備網に絡み取られカウンターを喰らうシーンが多数発生。最後のところで愛媛のパスが合わないおかげで助けられる場面も多々ありました。

そんな中でも、トップ昇格組を中心に攻めるセレッソは愛媛のゴールに迫りながらも、愛媛のGKの好守に阻まれてネットを揺らすことができません。

後半に入っても、前半同様セレッソがボールを保持し愛媛が待ち構える状況に。
後半も半ばを過ぎる頃には、同時刻開催のアビスパがリードしている報もあり、セレッソとしては失点さえしなければというところ。
にも関わらず、無理目の縦パスや密集地への強引な仕掛けでカウンターを喰らい、肝を冷やす場面がめちゃくちゃ多く、もちろん一点取ればとても楽にはなるだろうけれども、観ているこちらは冷や冷やさせられました。

カウンターを喰らう場面が多い中で、セレッソ大阪U-18の海本監督はしきりにネガトラ時に備えてのポジショニングを(特にSBに)指示していたことはとても印象に残りました。

そんなこんなで、愛媛のGKのビッグセーブやゴールライン上でのクリアやらで幾多もの決定的場面はあったものの得点は奪えず。カウンターを喰らう場面もなんとか凌ぎきり0-0で試合終了。

なんとか、なんとかギリギリのところでプレミア残留を勝ち取りました。

ひとりごと

セレッソ大阪U-23のメンバーが揃わず、多くのU-18の選手たちがJ3を主戦場とした2019年。

同級生が、あるいは下級生がJ3の試合に出場するなかで、プレミアリーグに出場し続けてきた高校3年生の選手たちのモチベーション維持はどれほど難しかっただろうか。

そして、主力不在でプレミア残留争いに巻き込まれてしまった中での残留へのプレッシャーはどれほどキツかっただろうか。

そんなことを、試合終了後の奥村くんの挨拶に思わされました。

大変なシーズンを過ごしてきたU-18の選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして、高校3年生の皆さん、これからもそれぞれの道での活躍をお祈り申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?