2020 JリーグYBCルヴァンカップBグループのグループステージ突破条件をまとめてみる

ルヴァンカップ、Bグループの突破条件をまとめてみます。
まず、Bグループはもともと、セレッソ大阪・浦和レッズ・ベガルタ仙台・松本山雅FCの4チームによるグループリーグでした。
しかし、このコロナ禍の影響により松本山雅は不参加となりました。
このため、グループステージは3チームで行うこととなりました。

セレッソ大阪は松本山雅と対戦済み(4-1で勝利)しています。
松本山雅と未対戦の浦和レッズとベガルタ仙台は、第3節終了後に勝ち点3が加えられることとなっています。(以下リンク先より抜粋、※Bグループにおいて、松本との試合が未実施となる仙台、浦和については第3節終了後、勝点3を加えてプライムステージ進出チームを決定する)

これにより、グループステージ第3節においてセレッソ大阪がベガルタ仙台に敗れた場合、最終の勝ち点はセレッソ大阪・浦和レッズ・ベガルタ仙台が勝ち点6で並ぶこととなります。

勝ち点が同一となった場合の順位決定ルールは以下の通り。

勝点が同じ場合は以下の順によって順位を決定する。
①勝点が同一のチーム同士で行った試合の勝点
②勝点が同一のチーム同士で行った試合の得失点差
③勝点が同一のチーム同士で行った試合の得点
①~③を適用してもなお、順位が決定しない場合、①~③を当該チームの直接対決に限り再度適用して、最終順位が決まる。この手順で決定に至らない場合、④~⑧が適用される。
④グループ内の全試合の得失点差
⑤グループ内の全試合の得点
⑥順位決定にかかわるチームが2チームのみで、その両チームがフィールド上にいる場合はPK方式
⑦反則ポイントの少ない順
⑧抽選

このため、セレッソ大阪は松本山雅戦の得失点差は(下記に述べる理由により③までのルールで順位が決定するため)この3チーム間での順位決定では使われることはありません。

まず、①の「勝点が同一のチーム同士で行った試合の勝点」についてはセレッソ大阪・浦和レッズ・ベガルタ仙台が互いに1勝1敗となるため、順位は決定できません。

続いて②の「勝点が同一のチーム同士で行った試合の得失点差」が適用されます。
グループステージの全試合を終了した浦和レッズは、ベガルタ仙台に5-2で勝利し、セレッソ大阪に0-1で敗北したため、勝ち点が同一同士のチームでの得失点差は+2となります。
セレッソ大阪は浦和レッズに1-0で勝利しているため現時点では+1。
ベガルタ仙台は浦和レッズに2-5で敗北しているため現時点では-3。

ここでセレッソ大阪がベガルタ仙台に敗北した場合は、
セレッソ大阪は+1-?となるために得失点差は0以下となります。
ベガルタ仙台は-3+?となるために得失点差は-1以上となります。
このため、セレッソ大阪はベガルタ仙台に敗れた場合、浦和レッズに対して得失点差で上回ることができないこととなります。
一方、ベガルタ仙台は浦和レッズに得失点差で上回るには5点差以上の勝利が必要です。(5点差で勝利し得失点差が+2になれば、「③勝点が同一のチーム同士で行った試合の得点」でベガルタ仙台が浦和レッズを上回る。)


まとめ

セレッソ大阪はベガルタ仙台に引き分け以上で1位。

浦和レッズはベガルタ仙台がセレッソ大阪に4点差以下で勝利した場合に1位。

ベガルタ仙台はセレッソ大阪に5点差以上で勝利した場合に1位。

となります。

なお2位抜けについては、Aグループにおいて勝ち点6同士の川崎と名古屋が最終節を戦い、互いに引き分け以上で確実にグループステージ突破ができる状況が完成しているので、絶望的です。

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