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スキージャンプってあるじゃないですか

こんばんは、如月イスミです。

表題の通り、スキージャンプってあるじゃないですか?

↑あんまり詳しくないので、youtubeで人気っぽいやつ拾ってきました。

あれ、結構な高さから飛んで着地していると思うのですけど、調べてみたらノーマルでも66m、ラージだと86mの高さから飛んでるんですって。

着地点のK点と踏切地点の高低差さえ40~60m。
60mってビル換算すると――20階の天井くらい。

なんで選手は怪我しないの?

今回はそういうお話です。

どうやら理系で物理を学んできた人にとっては「何を当たり前のことを」なお話だそうですが、高校で物理を習っていない(完全に文系科目と生物しかできなかった)イスミさんにとっては、「なるほどなー」案件だったので、記事にしてしまいましょう。

【なぜ20階の高さから落ちても大丈夫なの?】

調べてみたら予想外に高くてびっくりしているのですけど。

これは二つの要因が関わっているそうです。

まず、地球には重力があります。重力とは遠心力と引力の差とのことですが、地球の引力は遠心力に比べて強いので、地球に向かって引っ張られる力が働き、物体は加速度をもって落下するわけですね。

そして重力をもって地面に叩きつけられれば、物体は大きなエネルギーを受けます。
物体が着地面に叩きつけられた力(作用)が同じだけ跳ね返ってくる(反作用)ので、破壊のエネルギーが発生するわけです。

作用と反作用のエネルギーは=になるので、加速度が高ければ高いほど、跳ね返ってくるエネルギーも莫大になる。
「光の速さで蹴られたことはあるかい?」のアレですね。(違うかも)

さて、ここで一つ要素が追加されます。
スキージャンプはまっすぐ落ちるのではなく、斜めに下りてきます。

斜め上から落ちてくる場合、前に進むエネルギーも生まれるので、垂直に落下した時と比べ、衝撃は「着地面を押す力(跳ね返ってくるエネルギー)と前に進むエネルギー」に分散され、反作用の力は減少します。

斜めに入ることで、垂直落下に比べ、物体に跳ね返ってくるエネルギーは小さくなるとのこと。

5点着地も前に転がることで、衝撃を分散しているのかしら?

さらにもう一つの要素、着地面が斜めであるが追加されます。
結果、垂直に進む力(本来衝撃として帰ってくる力)と前に進む力に分解され、物体に跳ね返ってくる力はさらに少なくなるため、高所から着地しても怪我をしないそうです。

とはいえ、いくら物理で証明されているとはいえ、初めて「スキージャンプしようぜ!」と言い出した人は、何を思ってそんなことをしようと思ったのでしょうか?

前回の記事でも書きましたが、世の中「なんでそれを始めた?」案件が多すぎて、人類の好奇心ってすげーシリーズでした。

あと、物理を少しだけかじってみたけど、未だにE=mc²の正体はわかっていません。理系ってすげー。



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