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深夜0時半、ドバイ行き

「ドバイへ行きませんか?」

その誘いはある日突然やって来た。そしてそれから1ヶ月も経たない12月のある日、私は羽田発0時半のエミレーツ便に乗り込んでいた。

日本の書店ではドバイの観光本が簡単に手に入らない。大きな本屋さんへ行ってようやく1冊か2冊売っているかいないか、というところだろう。そんなこともあって、私はドバイに関する予備知識が殆ど無い状態のまま、天井がまるで星空のようにきらきらと瞬く機内をぼんやり見上げながら眠りに落ちた。

機内で11時間と少し。飛行中十分に睡眠をとりドバイに降り立った私は、冴え冴えとした意識の下、すぐに一寸した意外性を感じることになった。想像していたよりもずっと過ごしやすそうだったのだ。

豪華絢爛でギラギラした国のイメージとは裏腹に、街は清潔に整備され、近未来的な建物や海、砂漠、美しきアラベスクのイスラーム建築が入り混じっている。私が愛する心地良い混沌がそこに在った。湿気も無く、治安も良さそうで、完全に愉しい観光地として成り立っているその土地に対し、私はすぐさま「エキゾチックなハワイ」という感想を抱いたのだった。そして、そのエキゾチックなハワイは、私の第一印象を全く裏切ることがなかった。それどころか期待を上回り続けた。

スパ、海、プール、ショッピング。美味しくておしゃれなカフェに、広く澄んだ青い空、アトラクションパークのような建築物。初めて食べるアラブの伝統食はくせになる味付けで、うっとりするような空間でのアフタヌーンティーは夢のようなひと時だった。

そう、ドバイには「いわゆる女子旅でやってみたい、食べてみたい、経験したい」ということが、総て揃っていた。更に街は美しく、ホテルも水回りが完璧で、私は旅先を選ぶにあたって街の美しさや水回りを重視するからこそ、これ以上求めることが無いというほどに満足した。

スペイン、フランス、ハワイ、香港…今までに訪れ、好きだと思った国はたくさんあるけれど、ドバイもまたそれらの国に負けず劣らず素晴らしい国。もう一度行きたいどころか、明日にでもまた行きたいと感じるような素敵なところ。

よく「一度ドバイへ行ってみたい」という声は聞くけれど、最近の私は自信をもって薦めています「是非一度行ってみてください」と。

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前田紀至子

新潮社ニコラモデルや光文社JJライターを経て、旅や美容を中心として暮らしに関する文章を寄稿しています。

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