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2023_0614_本読み

<951字>

冒頭の写真:
久々に行った公園では、もうネムの木がたくさん咲いていました。なんとなく好きな季節。
咲いてる木をきれいに撮るのは難しくて、落花を撮りました。
はっぱの方は何のかな?


6月14日(水)は以下を読みました。

『あまりにロシア的な。』 
亀山郁夫 著

青土社
第4章 記憶の冬、冬の記憶
3歴史の影ーー東欧から
暗殺、そして終末都市のコンサート
(267〜270ページ)

読了です。最後の最後まで、空港でひっかかり、ロシアから帰国できないという悪夢のようなシーンで幕。

あとがきを読めば、どのようにしてか帰国できたわけですが。

それにしても、この本の二十数年後の現在もまた、彼の国は戦争です。
山崎はここでロシア文学を読むのは続けます。知らない世界が広がってるのが見えてきましたから。

(音読した人:山崎)





『沖縄ノート』 大江健三郎 著 

岩波新書
Ⅲ 多様性に向かって

こちらの本からは「五十数年後の現在」ということになります。
この本は1960年代後半のものですから。

精神病の患者が、日本本土にくらべて多い、という話が語られていました。つまり戦争の傷跡ということです。精神病の扱いは、当時とはずいぶん変わっているのではないか、と思います。
別のところで脳科学の本なども見るのですが、つい最近までこんなことやってたんだーというのがずいぶんありますから。

(音読した人:こいでさん)





『正岡子規 新潮日本文学アルバム〈21〉』  

新潮社

司馬遼太郎の文が続きます。

近代日本語の第一期、と書かれていました。

病に臥している子規の居る根岸の家に、みんながあつまって作文を子規にに見てもらう「山会」というのがあったそうで、ひどく楽しそう。

子規や漱石はまさに新しい日本語が生まれている中に居て、
また生み出している張本人たちでもあったのだな、と感じました。新しいものが仲間の中から生まれている状況ってとても楽しいと思う。

(音読した人:めいさん)





『日本幻獣図説』 湯本豪一著  

講談社学術文庫

かっぱに関するところの最後でした。

かっぱ(を捕えて干したの)が、三毛猫の雄と同様、難船除けになる、というのでひっぱりダコで、高額商品になってるようすが書かれていました。

面白かったです。

(音読した人:みこしばさん)

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