2022_0219_本読み

2月19日(土)は以下を読みました。

山崎
『しゃぼん玉 その黒い膜の秘密』立花太郎 著
中央公論社、1974年刊
9 石けん膜の寿命
泡の寿命
10 生きている黒い膜
生体膜

9章のしめは、

〈泡も人間(生物)も自然のなかに、ある時間だけ存在する準安定状態なのである。〉

でした。そこから10章の生体膜の話に繋がっていきます。

生体の細胞は生体膜だらけでできているのがわかりました。

光学顕微鏡では見えないそれが電子顕微鏡で観察できるということに驚きました。

そして、これは50年くらい前の本なので、今は、すごく細部までわかっているのであろうな、と、それも知りたくなりました。



きよもとさん
『俳句と地球物理 』寺田寅彦  著
俳句と宇宙
5月の唯物観

著者の若い時と現在とでの、季節の好悪の感覚の変化を数式を使って例えてみる、という趣向。

その数式は、これで事実が表せる、ということでなく、ある部分が非常に明快になるのが面白い、ということだと思います。

数式がもっと良く理解できると、より面白さがわかると思うのですが、自分のそこが残念。(そこを推測で埋めてるところが、他の「わからない」ものを読んでる時も同じです。)



めいさん
『学問のすゝめ』
福沢諭吉 著、岩波文庫、

ちょうど150年前の文。

「国」が各藩で、幕府が全体を仕切っていた状態から、日本国政府ができた状態に変わって、教育制度を整えるのも大変だったろうな、と思いました。

ともかく全てを新しく作らないことには仕方のなかった時代です。

本ばかり読んでいて、実際に役にたたないのでは、全く意味がない、というような指摘は、耳が痛いです。


はやしさん
『もとこども』 富安 陽子 作、いとう ひろし 絵
ポプラ社


もとこども、音が行ってもどる響きがいいですね。

こどもたちに読んだら、どんなふうに言ってくるかな、と期待する絵本だったです。

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