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2022_0907_本読み

<1409字>

冒頭の写真:
例の白い、何かの菌類と思われるものを撮ってきて、顕微鏡で見てみた。
ツノホコリなのかな、と期待したけれども、特にそういう美しさはなく、違うみたい。
でも何なのかは、検索できないです。
(ツイッタで変形菌のこと書いてる人をフォローしてみました。)



9月7日(水)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第 11 章 世界の再構成リウィーヴィング 
第 12 章 脳の中の風船 378ページまで

 11章読み終わって、12章は「脳」のこと。
山崎は、元々、体の動きには興味があったけれど、脳のことは、あまり考えようと思ったことすら無かったです。が、ここ数年、俄然、脳に興味があります。

コンピュータのことも全然わかってませんでしたが、少しずつそれが何をしてるのかを知るようになってきました。

これを結びつけて考えるのは当然、というふうに感じるようになってきました。認知科学、という分野なんでしょうか。

最終章、そのあたりにどんな刺激をくれるのでしょうか。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
天皇の戦争責任その二 

状況を分析して「日米戦争を始めれば、結果は破滅だ」と書いていた北一輝。それと同種のリアリズムを、昭和天皇は持っていた、というようなことを書いていました。

軍や内閣と対峙する中で天皇のブレインは誰だったのかな、と思いました。
第一には侍従など側近でしょうけれど。

(音読した人:こいでさん)






『めぐりめぐる』  ジーニーベイカー作、わだ すなお訳

ポリフォニープレス

一生の間の移動距離が、地球と月を往復するよりも長いという、オオソリハシシギ。そのお話でした。
水彩かな?と思った絵は、コラージュとのこと。
zoomの画面ではわからないがとても美しいとのことだったので、図書館で借りてみようと思いました。

(音読した人:はやし)





『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
小説の中の家族

ナタリヤ・ギンズブルグの作品の紹介。
この作家の追求するテーマは「家族」らしい。あらすじが語られます。

あとで検索すると須賀さんの訳で『ある家族の会話』『マンゾーニ家の人々』などが出ています。ここで語られてるのは、後者について、かな?

(音読した人:きよもとさん)






『学問のすゝめ』  福沢諭吉

解題 小泉信三
岩波文庫 

カルキということばが出ました。
ドイツ語でChlor (=塩素)Kalk(=石灰)。Kalkで略称。
「さらし粉」というものだそうです。

さらし粉は漂白剤のことだとはなんとなくわかったが、
消石灰に塩素を吸収させたもの。それで上のドイツ語の名前になります。
消石灰は水酸化カルシウムのこと。

こんどは「消」の意味がわからず、検索。
「消和反応=水との化学反応」で、それが「消」。

検索の距離が長くなる、昭和17年の文章。

(音読した人:めいさん)







『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
四〇 霜に今(壬生山家)138~140ページ

冒頭の付記によると、この連句は宝暦6年(1756年)に白井鳥酔が壬生山浄春寺で什物の中から発見したもの、とのこと。
芭蕉の没年は1694年だから、そこから60年余りの後。
草稿を消してあるところもあるので、没原稿なのかもしれないらしいです。

(音読した人:山崎)











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