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王滝村 長野県立大生による秋の祭典

 現在、木曽の王滝村は、長野市にある長野県立大学と包括連携協定を結んでおり、県立大の学生がしばしば大学のプロジェクトで村を訪れ、様々な活動をしています。その一環として、今年の10月14日と15日の週末に、県立大生が主催する「秋の祭典」というイベントが村の公民館で開かれました。

公民館内の案内
地元の飲食店による出店

 県立大生たちはそれぞれの好きなことや得意なことを活かして企画を行いました。講義、座談会、ボードゲーム、缶バッジ作り、木工、料理などの企画が開催され、人口700人に満たない小さな村を大いに賑わせました。

 また、長野県立大学の職員の方がいらっしゃって出張オープンキャンパスも開催され、村の親子連れが熱心に説明を聞いておりました。

 近隣に大学のない木曽の子供たちにとっては、大学生と交流する貴重な機会になったことでしょう。

麻雀に興じる県大生と村民たち
同日に御嶽神社で開催された霊神祭の帰り、神官の装束のまま缶バッジづくりに興じる村民

 村民などからの持ち込み企画も募集され、沢山の地元の飲食店が美味しいご飯を出店したり、村民がコーヒーをふるまったりしたほか、県立大生と村民の混ざったバンド演奏も行われ、会場は大いに盛り上がりました。

村民によるコーヒーの振舞い
村民と県大生入り乱れてのバンドステージ

 筆者も持ち込み企画にご招待いただき、10月頭まで旅行で滞在していたパプアニューギニアを紹介する展示及び講演を行いました。講演では木曽の御嶽山にそっくりなブーゲンビル島のバルビ山に登った話と、日本兵が現地に伝えた木曽節を聞いてきた話をしました。期待以上に多くの方に興味を持っていただくことができ、大変嬉しかったです。

パプアニューギニアのお土産展示ブース
パプアニューギニア渡航のプチ報告講演

 2日間でなんとのべ140人以上の方が訪れる、大盛況なお祭りとなりました。まだ創立から5年ほどの新進気鋭の長野県立大学とその学生たちが、このように過疎の村とかかわって、これからどのような未来を生み出していくのか、期待が高まります。


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