加藤拓哉

加藤拓哉

最近の記事

奈良井宿 灯明まつり

 2023年11月11,12日の夜、木曽の奈良井宿(塩尻市)の中町で、「灯明まつり」というイベントが開催されました。  歴史的な街並みが保存された美しい宿場町の町並みに、昔ながらの灯篭が沢山並べられました。灯篭の火が闇夜に輝いて揺れ、幻想的な雰囲気をかもしだしていました。  灯篭は地元の子供たちの作文や絵、切り絵で飾られ、それぞれ個性のあるものとなっておりました。

    • 奈良井文化祭

       11月3日、旧楢川村(現・塩尻市)の奈良井で、文化の日の祝日に合わせた文化祭が開催されました。奈良井は木曽十一宿の一つで、美しい古い町並みの保存で知られる町です。  文化祭では、奈良井の中町にある公民館の前で、激安の焼き鳥の販売、無料の綿菓子づくり体験、地元産の野菜の販売などが行われました。多くの地元の方や観光客の方が訪れ、出店を楽しんでおりました。  また、公民館の中では、地元の小中学生による工作のほか、地元の方々による編み物、書道、絵画などの作品展示が行われておりま

      • 第40回 義仲の里公民館まつり開催

         去る10月29日、木曽町日義の日義公民館で、「第40回 義仲の里公民館まつり」が開催されました。  公民館の外には沢山の出店のテントとキッチンカーが立ち並び、地元のお客さんたちで賑いました。  館内の受付では無料の抽選会が行われていたほか、お菓子や花の販売もありました。ロビーではコーヒーが無料で振舞われ、多くの地元の方が飲みながら談笑していました。  ホールでは地元の方々による絵画や書道、生け花の作品展示が行われており、どれも見事なものでした。木曽の風景を題材にしたこ

        • 風越山の御嶽ビュー

           木曽は上松町、かの有名な寝覚の床から少し南にいったところに、滑川という木曽川の支流が流れています。これを遡ると、吉野という集落に辿り着きます。ここは室町時代の荘園の検地の史料にも登場する、大変歴史の深い集落です。  そんな吉野の集落の裏には、風越山という丸い里山が聳えています。風越山は南木曽岳(南木曽町)・糸瀬山(大桑村)とともに、木曽三山の一つに数えられる名山です。  吉野の集落から見上げた風越山の美しさは江戸時代から知られており、「風越の青嵐」として、木曽八景の一つに

        奈良井宿 灯明まつり

          王滝村 長野県立大生による秋の祭典

           現在、木曽の王滝村は、長野市にある長野県立大学と包括連携協定を結んでおり、県立大の学生がしばしば大学のプロジェクトで村を訪れ、様々な活動をしています。その一環として、今年の10月14日と15日の週末に、県立大生が主催する「秋の祭典」というイベントが村の公民館で開かれました。  県立大生たちはそれぞれの好きなことや得意なことを活かして企画を行いました。講義、座談会、ボードゲーム、缶バッジ作り、木工、料理などの企画が開催され、人口700人に満たない小さな村を大いに賑わせました

          王滝村 長野県立大生による秋の祭典

          木曽義仲の育ての親・中原兼遠の伝承地

           平安時代の終わり、源平合戦の時代に、平家や源頼朝と戦った源氏の武士として知られる木曽義仲(きそよしなか)は、その名の通りこの木曽谷で育ったと伝わっています。義仲は実は埼玉県の方の生まれなのですが、2歳のときに父を殺されてしまったあと、木曽の豪族・中原兼遠(なかはらかねとお)に引き取られ、この地で育てられました。  木曽町の日義~上田にかけての一帯には、そんな中原兼遠に関する伝承地が複数残されています。  まず、兼遠の菩提寺であり、お墓もあるのが林昌寺というお寺です。木曽

          木曽義仲の育ての親・中原兼遠の伝承地