物流2024年問題というワードが既存とはいえ、この数週間しきりに物流業界の人手不足やライドシェア解禁を言い募る記事が出まわっていたので今週の下記報道、ああ、こっちに流す下地作りだったの。と納得したのですが。

この件は以下の2点に大きな意味があります。

・技能実習においても認められていなかった(＝技能移転という建前に無理があったから)産業分野の新規追加
・同じく人手不足を海外人材でまかなおうとする韓国においてもNG業種(他は教育、インフラ系)に門戸を開く決断

現行法でも在留資格が日本人の配偶者だったり永住者、定住者の場合、二種免許さえ取得できればタクシー会社等で働けるわけですが、特定技能って「日本の人手が本当に足りないから運転できさえすれば出稼ぎOKです、ただし試験に合格してね」。という宣言なので、まるまる4年、毎週更新している本欄筆者の主張「日本はとっくに移民国家ですが？」をいまさらながら思って感慨ひとしおでありました。

■だからこそ人々の心の奥底にひそむ、見た目が日本人じゃない／自分とは違うひとへ覚える違和、それが昂じた嫌悪感・恐怖をメディアがアオるような行為が徐々にタガがはずれてきていることに、ものすごく警戒しています。

ことさら「外国人」を強調するような心根、大丈夫か。
いや、ぜんぜん大丈夫じゃねえ。

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