今年の新人研修はAIを積極的に活用していきたいと思う

ここ最近SNSやニュースではAIに関する話題がとにかく多い。
私が最近衝撃を受けたのは何といってもChatGPT。

noteでもマガジンが作られていますね。
解説とか細かい使い方とかは他のサイトや記事に任せますが、私はweekly ochiaiの動画でChatGPTのことを知ってかなり衝撃を受けました。

自分の仕事のあり方、やり方なども時代に合わせて変えていく必要があるなと強く感じているところ。

特に考えなければいけないと思っているのは教育の分野。
私は新入社員研修の講師の仕事とかもしていて、新社会人向けにプログラミングを教える仕事なんかもしていますが、ChatGPTはプログラミングに関することは聞けば大体何でも答えてくれるし、コードを書いて!と言えばコードも書いてくれる。

今現在、4月からの研修に向けて教材を必死に作っているけれど、教材なんてAIに作らせて仕舞えば良いのでは?と思い始めているところ。
現実には、一つの技術を網羅的に体系立った教材を作るのはまだ難しそうな感じなので、まだまだ人間がうまくまとめ上げる作業は必要になりそうではある。けれど、例えばAIに「Javaのif文を使ったサンプルコードを書いて」と頼めばいい感じのコードを書いてくれるので、教材を作る中でいい感じのサンプルコードがパッと思いつかなければAIに書いてもらってそれを使わせていただきます。というスタンスには既になっている。
もっともっとAIを頼って教材作りをしていこうと思う。

研修の中で受講生に何を重点的に教えていくべきなのかは悩ましい問題。
今のAIの状況を見ていると、設計書に基づいてコードを書けるだけのエンジニアは今後ほとんど需要がなくなるだろうと思う。
どんな技術を使って具体的にどんなものを作るのかをAI伝えればAIが大体コードを書いてくれる。だからコードが書けるだけの人材きっといらなくなる。むしろ、どんな技術を使って具体的にどんなものを作りたいのかをAIに適切に伝えることができる人材の方が重宝されるようになるかもしれない。
エンジニアとして全くコードが書けないというのも問題であるけれど、本質的でない部分や誰がやっても同じになりそうなプログラミングはAIに任せ、本質的な問題解決やクリエイティブの部分で上手なプログラミングができるエンジニア人材を増やしていくことが重要なのかもしれない。

また、プログラミングを学習する中で躓いた時のアプローチもAIの進化によって大きく変わってくる気がします。
今まで研修では、「分からないことがあったらとりあえずネットで調べ、それで10~15分経ってもまだ分からなければ誰かに質問しましょう」と伝えていました。
だけど、これからの時代は、「分からないことがあったらまずAIに聞いてみましょう」が正しいアプローチなのかもしれない。

  1. 分からないことがあったらAIに聞いてみましょう。

  2. それでも分からなければ、AIへの質問の仕方を変えてみましょう。

  3. それでも分からなければ、AIにどう質問すれば適切な答えが返ってくるかを誰かに相談してみましょう。

  4. それでも分からなければ、適切な回答をくれそうな人間を探して質問しましょう。

これからの時代の仕事ができる人の分からないことへのアプローチはこんな感じに変化していくのかもしれない。問題解決力のあり方が根本的に変わっていきそうですね。私自身ももっとAIを頼った問題解決ができるように学んでいきたいです。

研修の中で演習問題やテストのあり方とも向き合い直す必要がありそうです。
演習問題は簡単な内容であればAIに質問すればそのまま答えが返ってきそう。テストで知識を問う問題があったとして、それもAIに質問すればそのまま答えが返ってきそう。
もちろん、考える力を鍛えるという点でAIにもできることを人間がやることに全く意味がないわけではないだろうけれど。演習もテストも、今後無駄にならない能力を鍛えるための仕組みとして設計し直していく必要がありそうです。

最近のAIは本当にすごい。こんなことができたら仕事がなくなってしまう。と嘆く人もいるかもしれないけれど、個人的には今後どれほどのことができるようになるのか楽しみです。
AIとうまく付き合いながら自分らしい仕事がしていけるように色々と模索していきたい。

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