出勤するって不健康だ

今現在、自社に出社して開発の仕事している。一時はリモートワークで自宅から作業していたこともあるのですが、リモートワークしていた時に比べて不健康になっているように感じる。
一般にはリモートワークをしていると体を動かす時間が短くなって不健康になると思われがちだけど、私の場合は逆らしい。

運動時間の減少

リモートワークをしていると家から出る機会が減り、意識しなければ歩く時間や動く時間が減る。けど、毎日のようにリモートワークをしていると定期的に運動しないとまずいという危機感が生まれる。そして、ランニングやウォーキング(散歩)など、何かしらの運動を始めたりする。
リモートワークの場合、通勤時間がまるまる無くなるので、自由に使える時間が増え、結果として運動がしやすくなる。実際リモートワークの時は仕事が終わった後によくランニングや散歩をしていた。
一方で通勤していると、通勤による疲れで家に帰った時点で運動しようと思う気力や体力がなくなっている。家と職場の距離が遠ければ遠いほど時間もなくなれば疲れも増えるので、余計に運動をしなくなる。
通勤の中で歩く時間がある程度確保されるのであればよいかもしれないが、私の場合は車通勤で家の駐車場から会社の駐車場まで行き来しているだけなので、仕事に関わる時間の中で歩いている時間はリモートワークの時と何も変わらない。
結果、私の場合出勤になったことで運動時間が減ってしまった。

睡眠時間の減少

出勤でもリモートワークでも、業務開始時間と業務終了時間は基本的には変わらない。そうなると、出勤する場合は出勤を考慮して朝起きる時間が早くなる。また、家の帰った後に夕食を食べてお風呂に入って、なんやかんやしているうちに夜遅い時間になり、自分の好きなことをしようとするとどうしても眠り始める時間が遅くなる。そのため、リモートワークの時と出勤の時で同じ時間の使い方をすると、どうしても出勤している方が睡眠時間が短くなる。
リモートワークをしていると出勤が不要になるので、ついつい夜更かしをして睡眠時間が短くなる、という人もいるかもしれない。それはそれで理解できるし、私もリモートワークになるとそういう傾向は出始めるのだが。。
それでも、リモートワークの時と出勤の時で同じルーティーンで1日を過ごすとするならば、明らかに出勤をしている時の方が睡眠時間が短くなる。

睡眠の質の低下

睡眠に関する本はよく読むのですが、寝る前に食事をとるのは睡眠の質が低下して良くないらしい。睡眠の質を高めるなら夕食は19時までに済ませましょう、と書かれている書籍もある。
リモートワークをしている場合は比較的早めに食事を取れるが、出勤していると家に帰ってから食事を取ろうとすると物理的に時間が遅くなってしまう。
残業をしたりすると食事が21時過ぎたりすることもあって、睡眠に悪影響を与えているなと思う。リモートワークの場合は残業があったとしても、一度食事を取った後に作業するなど、比較的柔軟に動けるが、出勤していると物理的に理由で食事時間を自由に確保するのがなかなか難しかったりする。
その結果、出勤していると睡眠の質も低下しているなと思う。

日常のストレスの増加

私は車の運転が嫌いで、日常の作業の中で最もストレスを感じる作業と言っても過言ではない。事故を起こさないように気を張りながら、音楽を聴く以外に何もできることがないあの時間はとても苦痛である。
そこに渋滞が重なるとストレス度合いがより増していく。
出勤があると毎日運転の必要があり、それだけで無駄なストレスが増える。
ならば他の通勤手段にすれば良いのでは?と思うかもですが、徒歩だと遠すぎるし、電車はそもそもないし、バスは時間のコントロールがきかないし、タクシーだとお金がかかりすぎる。最適な手段がない。
結局どの通勤手段を選んだとしても、リモートワークと比較すると自分の時間が減ることは間違いないし、何かしらのストレスを抱えることになることも間違いない。

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リアルに出社するとチーム間でコミュニケーションは取りやすくなるし、雑談も増える。一緒に食事に行ったり飲みに行ったりして悩み相談もしやすい。新人や若手はリアルに同じ空間にいる先輩の方が質問しやすいだろうし、新人教育担当者は対面で新人と話した方が教育しやすい。
そんな感じで出社することのメリットは色々あるので、出社することを全面的に否定するつもりはないし、状況に応じて出社を推奨することは全然ありだと思う。出社した方が仕事がはかどる、という人も是非そうすべきであると思う。
とはいえ、私個人の意見として健康に悪影響のデメリットも多くあると思っており、出社回帰で原則出社みたいなことはよく考えるべきであるよな、と思う。


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