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2023年の振り返り

さてさて、師走に入った。
2023年が、もうすぐ終わる。

個人的には、
「水中に沈められて、『苦しい、苦しい』と言っていたら、やっと浅瀬が見えてきた…?」
ような年になった。

なぜ、そんな大変な年になったのか。
まとまりのない文章になりそうだが、
動物病院の待ち時間で、書いてみる。
(カバー写真は、愛鳥のパイパー。精巣がん闘病中。)

まず、今年はトラックを50曲作った。
そのうちの98%くらいは、オリジナル楽曲だ。残りの2%は、既存曲のアレンジ案件。

一部の曲は、その上に自分でトップライン(歌詞と旋律)を書くこともあった。
音楽業だけならともかく、週に3〜4日は某企業で働いている。
これだけでも、その大変さが分かってもらえると思うw

それに、コンペは自分の好きなタイミングで降ってこない。
即ち、重大なコンペが集中的に降り注いでくる期間があるのだ。

短期間で楽曲を作るための対策として、MIXやサンプルサーチの工数を減らし、効率化に努めた。
空き時間があれば、ソフトシンセを弄って、オリジナルのプリセットを作るなどもした。
涙ぐましい努力の結果(笑)、1日〜2日あれば、1トラック作れるようになった。
時間的な条件は、クリアできるようになった。

ただ、やっぱり肉体的・精神的には限界を超えてしまった。

特に6月と、9月、10月は制作ペースが常軌を逸していた。
その疲れが積み重なったのか、11月に入った途端、まず身体に異変が起きた。
脈が飛び、激しくなる。
息はしづらい。
気分が悪い。

循環器内科で検査したけれども、低血圧以外には問題が無かった。
それは良かったが、元々の疾患の影響もあり、みるみる精神も疲弊していくのを感じていた。

目や耳に飛び込んで来るものが、殆どノイズのように思えてしまうようになった。
これまでは受け付けていたのに、いつの間にか拒絶反応を起こし、気が狂う一歩手前みたいになった。

「このままだと、自分が壊れるかもしれない」
そう思って、主要なSNSを開かないようにした。
幸いなことに、意外とこれがストレス解消に功を奏した。
大量の情報を受動せざるを得ない環境をシャットアウトすることが、自分の性に合っていたのか、心の平安に少し繋がったように思う。
これからも、ストーリーズや、投稿は殆ど見ないだろう。
推し様の以外はね。

ただ、音楽以外での「表現」の場が失われたことも、またストレスになっていた。
元々文章を書くことは好きなので、これを機に、Noteで書き始めることにした。
今後も、不定期で、思いの丈を綴っていくつもりだ。

話が脱線してしまったが、こんな具合で、ずーっと何かしら苦しい一年だった。
一方、楽曲制作の機会や、メジャーアーティストからの楽曲採用を数曲頂けたことは大変有難く、苦しみを少し解してくれた。

ここでいくつか、今年リリースの制作参加楽曲を載せてみる。

それでも、
「自分はこんなもんじゃない」
「もっと採用を頂けないとダメだ」
「もっと楽曲を世に出さねば」
という、沸々とした思いもある。

まずは、今年心を込めて書いた楽曲が、来年みなさんの元へ沢山届くことを祈りたい。
そして、来年はペースを上手いこと分散させつつ、また50曲ほど楽曲を作れれば本望だ。

勿論、体調が良くなって、「音楽家 KISSY」ではなく、「人間 渡辺姫詩乃」の人生が明るくなれば、一番良い。

体調不良で、勤務先やお得意様各位に、多大なご迷惑をお掛けしてしまった下半期。
無理はしないよう努めますが、質的部分は向上を追求して挽回する所存ですので、これからも変わらず、何卒よろしくお願いいたします :)

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