見出し画像

日誌 2023 12月中旬

みちくんは「おーちゃん」ではなく「とうちゃん」と言えるようになった。自分のことを「みちゅん」ではなく「みちくん」と言えるようにもなった。単語と単語を繋ぎ合わせて長い話しもする。いつそうなったのか、決定的な瞬間にその都度驚いているはずなのに、時間が経つのが早すぎて、それが一ヶ月前なのか2ヶ月前なのかももう分からない。こうしていつの間にか赤ちゃんから幼児になっていった。
二日前、アキナが荷物をたくさん持っていると、みちくんはその中で1番重たい袋を持ってあげていた。アキナが驚くと、みちくんは「もう2歳だからね。」と言ったらしい。2歳2ヶ月でこんなふうになるのか。みちくんは今、自分で何かができるようになることに貪欲だ。白バラフルーツオレを飲む為に、自販機に小銭を自ら入れた後、「2歳でできた」とも言う。「弱冠2歳」的な言葉の使い方と気持ちの表現だ。
そういえば、中学生の時のクラスメイト村山君は学期始めの自己紹介の時、いつも「村山健太、弱冠◯◯歳。」と言ってた。いや、みんな同い年だから。と思っていつも僕は笑ってた。笑ってたのは僕1人だった。あれむちゃくちゃ面白かったんだけどな。今何してるのか知らないけど、今もやってたら嬉しい。「むりゃやまけんた、弱冠90しゃい!」まで続けて欲しい。

気付けば12月ももう半分過ぎた。今朝は今年初めての雪が薄く積もった。昨晩、どの程度の積雪になるのか測りかねていた僕とアキナの横で、みちくんは「ゆきだるまー、ゆきだるまー」と言っていた。「雪が積もったら雪だるまつくろうね」と、みちくんに伝え、僕は久しぶりに雪が積もったらいいなと思った。雪を楽しみに思うのなんて、いつ以来だろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?