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器用貧乏 

 何でも自分でするのがカッコいいと思っていた。
 自転車のパンク修理はもちろん車のメンテナンスとか、スノーボードのワックスがけとかエッジ研磨、エアコンの移設やカーポートの設置工事まで、何でもできる男がカッコいいと思っていた。
 手先が器用なのは悪くないし、いろいろ何でもできることも悪くはない。
 でも、それをできるようになるためにかけてきた時間や努力、そこを考えてなかったなぁ
 もっと自分がやるべき仕事みたいなのをしっかり考えてそれに向かうべきだったんじゃないかという気もするし。
 器用貧乏ってこういうのかなぁって思う。
 

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