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卒業シーズン【学校写真をヘルプで受ける時に確認している事】※ざっくりメモ書き(共通項;備忘)

【事前確認】(自前でできる事・写真屋さんに確認する事)

・人事異動が最近あったか?(校長先生については特に・・・)
※自前で調べるのが「吉」。
異動の履歴はできれば知っておきたい(同じ地域で異動を続けているか、都内ならあちらこちらに自治体をまたいで異動しているか?)※義務教育の教職員は地方公務員なので、その前提で考える。
理由は特に書かない(父が都内の小学校長だったので何となく空気がわかる;今は優雅にご隠居してるので連絡ひとつ取っていない、笑)

・交通経路・所要時間

(例えば春の月曜日は交通が不安定になりがちなので、早めに目的地近辺に到着する必要がある)
・天候(雨では準備が少々異なる、現場判断も変わる可能性がある;晴れの場合は教室に入る光が影響するので室内でも自然光を使いつつ、補助的にストロボを使いたい)
・機材のテスト・充電・最低限のバックアップ機材の動作確認
・学校のクラス数・クラスごとの生徒数・支援学級の有無、など
(写真屋さんによって提示してくれるところと、そうでないところがある)
・式典の場合はスーツにノーマルなネクタイが必須
・ストロボの使用がOKの「場面」とNGの場面があるので、式典撮影の場合は確認する(証書授与は必須なので使わない例はあまりない:特にアップで撮影する場合アイキャッチが入るので、設定は光量をマイナス値にしてもストロボはうまく使いたい;個人的な希望もあり)
・販売用途の写真も含むか、アルバム用記録写真のみの撮影か確認する
(※今はほぼ販売兼アルバム記録用途になっているようだ)
・式後の集合写真への保護者の参列について(人数制限あり/なし・計何名程度か大まかに予測しておく)

【当日】(約20-30分でする事)

・学校入りに際して「来訪者記帳」(しない会社もある)
・職員室へ挨拶、担当の先生にご挨拶(校長先生へは挨拶する/してはならない場合がある※稀にクレームになる;冒頭の異動について調べておく理由はこの辺りにある)
・「各教室への導線」を必要に応じて確認する
(4F建ての校舎の中で最短ルートを確認する)

・それぞれのロケーションの測光を行う。※時間が足りなければISOは少し高感度である程度固定してしまう。(教室・廊下・講堂内・校庭(天候含む)ブレは何ともならないが、ノイズはデジタル時代なので事後対応できるため)

※上履きを別途自前で用意するケースが一般的。

・式典については担当の先生と最終確認する事項もある
(卒業式などで校長先生のとなりで証書を渡す介添えの方の位置取りなど※学校によっては控えた方が良い場合もある;学校の地域性がでる)

【朝のクラスルーム、その前】

・式典用の胸元につける造花や、卒業のちょっとした記念品が用意されたいたり、校内の廊下などの導線上に「お祝い」のマテリアルが結構あるので、撮影しておく。黒板アートは必須だし、クラスの「6-B(例)」なども、場合によっては「○○学級」と先生の名前を冠しているクラスや自治体もある

・クラスルームは卒業式当日は特別な日なので、状況に合わせて広角で全体の空気感、中望遠で数名毎、望遠で一人ずつ撮影しておく※【式典後】に通ずる撮影だけれども、盛り上がっていたら逃さないようにさりげなく撮影する(先にクラス集合を撮ってしまうケースは多い)

【式典の最中】

・式典で、国歌斉唱時は「ドレスコード」の徹底。つまり撮影も禁止。
・事前確認してある範囲で「静粛に目立たないように動く」
・写真屋さんからの指示に忠実に撮影を行動する
証書の授与の場面は、必須撮影項目で、外してはならない。

集合写真は特に重要なので、式典一時終了後に手際よくひな壇の準備や事前に聞いている卒業生の人数で列を作る
(※保護者が同時に入るのが今の一般的な式典のスタイル)

・集合写真は、卒業生から並んでいただく
(※最前列は椅子の背もたれに深く座らない、背筋を伸ばしていただく、手の位置、組み方をすべて確認する)
(※事前に卒業生の人数を把握していれば何列でそれぞ校長先生・担任・副担任の位置などで、列が組みやすい(写真屋さんと学校側で決まっているケースが多いが、稀に行ったその場でカメラマンが計算して組むケースが2014・15年くらいには結構あった)
(※卒業生に並んでいただいたら動かないで足はほぼ固定する)
(※何れにしても、即座に列数と列の人数は計算する現場対応力は必須)
・後に保護者の方の人に卒業生の後に並んでいただく※冒頭の準備を参照

・式典の集合写真撮影は、堅めの写真は数枚必ず撮影する。また、その場で用意している掛け声や身振りで笑顔が多い写真や、ポーズをとっている写真も撮影する。(学校の方針で多分に地域性がでるので要注意)
※その辺りは属人的に対応するが、堅めのぴしっとしたコマは必ず必要

【式典後】

・一度クラスルームに戻るので、黒板アート(「卒業おめでとう」的なチョークで書いた装飾がほぼ必ずある)の前で、クラスごとの笑顔たっぷりの集合写真を撮る※椅子や机はカメラマンが進んで教室の後ろに移動する
※その場で教師の許可を得る(基本的にはヘルプのカメラマンはすべて「よろしいでしょうか?」と確認を取る事が必須/地域によっては確認を取ってもクレームになるケースは多い※地域は記載しない)

・クラスごとに、卒業にあたっての最後のクラスルームがあるので、カメラマンはできるだけ存在感を消しつつ卒業生たちの真剣な表情やまなざしをとらえる、もちろん、24mm程度の引きでクラス全体を収める、40mm程度で状況に応じた絞り値で3~4人ごとのコマも撮影する。さらに85mm程度で一人ひとりにクローズアップして撮影する。

・クラスルームが終わると、卒業生たちが笑ったり泣いたり表情豊かに卒業を実感しているのが伝わってくるので、その卒業生たちにどんどん声をかけて、ひたすらグループの撮影をする、またスマホで自撮りしてるグループなどを見つけたり、自由に色々と動いているので、動きながらできるだけ撮影する

・大まかに、卒業生たちが下校するかその直前まで撮りきる、その後に学校の先生にご挨拶をして学校から退出する(もちろん、「来訪者記帳」した場合は、事務室入口で退出時間を記載する)

【すべての共通項】

「撮影の機会をいただいている」という「社会人一般常識」で対応するより、さらに謙虚さが求められる。特にヘルプで入る場合には、写真屋さんより前にでない事。
(ほとんどの場合は卒業式一カ所でカメラマンはひとりなので、いくらか場数を踏まないとその空気感は掴みにくい※ひとりの方がやり易い性格なのでそれはそれでいいのだけれど・・・・)

【納品】

まったく、会社によって方式も求められる処理も異なるので、一概に言えない。僕の場合は、撮ったそのままを提出するというビジネスは原則的には受けない。写真屋さんの内部で納品したデータをどこまでどのように処理しているかは、明確に把握していないけれど、写真館とはやり方が違うようだ。
※ノイズ処理などは、最近様々なツールが登場しているが、これを使わないで欲しいというようなケースは多い。恐らくもっと良い方法を写真屋さんがノウハウで持っているのだろう。

※学校写真は原則的に短納期なので、帰宅して1時間程度仮眠を取ったら、すぐに処理に入り起きたら作業しそのまま納品作業をして完了。

【さて、明日は・・・・】

このメモは、実は明日例年ヘルプで撮影している小学校の卒業式撮影。
ある意味、自分の準備を兼ねての備忘的なものなのだ♪
朝、むちゃくちゃ早いので、ほどほどに書いておきます。(4:30起き:5:50出発予定)

■関係ないけれど、最近変えた事(笑)
一般の選挙なんだけど、20歳から30年間欠かした事がないのだが、今後は、投票自体をするかしないか適宜判断するように決めた。あと、コツコツ働くのが健康上よいのだけれど、昨年から健康が安定しないこともあり、また時代の要請???(笑)で、この200年の統計で(ある記事から拝見した)、労働対価より投資効率が戦後の一時期を除いて「ほぼ常に上回っている」と知ったので、業界構造に経験があったりその構造が理解できるところには、投資も始めることにした。まぁ、政治に期待できないってこったねw

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