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サンタさんへの「手紙」の書き方

「もうすぐクリスマスだねー」

「今年もサンタさん来てくれるかなー?」

「今年はサンタさんに何をお願いするの?」

「Nintendo Switchが欲しいー!」

「じゃあ、サンタさんに手紙を書いておかないとね」

「うん、書くー!」
 
 
 
これはよくあるクリスマス前の親子の会話です。

子どもが今何を欲しがっているのかを確実に知る、そのために直接欲しいものを聴いたり手紙を書かせたりする、それを買ってプレゼントすれば確実に喜ぶ。

それは「ただただ、子どもが喜ぶ笑顔を見たい」という親心(サンタ心)によって生み出された愛のシステムだと思っています。

もちろんこの愛のシステムによって成り立っているご家庭も多いので、それをとやかく言うつもりは一切ありません。
 
 
 
我が家の子どもたちも毎年サンタさんへ「手紙」を書きます。

でもそれは、欲しいものを書く「注文表」じゃないんだよということを伝え続けてきました。

だから我が家では、サンタさんへ手紙を書く本当の意味を伝え続けてきたし、手紙の書き方もきちんと教えてきました。

ボクが我が子たちに伝え続けてきたサンタさんに手紙を書く意味、それは・・・
  
 
 
「クリスマスプレゼントって、欲しいものをもらえるってことじゃないんだよ。

サンタさんが一人ひとりの子どもたちの寝顔を見ながら「この子には何をプレゼントしたらもっと素敵な子に育つかなぁ」って考えながら選んでくれるものなんだよ。

「好きなことをもっとがんばってほしい」とか「優しい子になってほしい」とか「チャレンジできる子になってほしい」って思いながら、その子にとって今一番必要だと思うものをプレゼントしてくれるんだよ。
 
 
 
そのためにも、サンタさんには自分のことをちゃんと知ってもらってた方がいいでしょ?

だから手紙を書くんだよ。

何が欲しいかを書くんじゃない。

今どこの小学校に通ってる何年生で、普段どんな友だちとどんな遊びをして、どんなことが好きで、どんなことを頑張ってるのか。

去年もらったプレゼントをどう使ってるかとか、今年どんなことがあったとか、来年どんなことをしてみたいとかを書くのもいいね。

自分のことをちゃんとサンタさんに知ってもらうための手紙を書いたら、それを読んだサンタさんがちゃんと必要なプレゼントを選んでくれるよ。」
  
 
 
目が覚めたら欲しかったものが枕元に置いてある。

一年に一回くらい、そんな夢のような瞬間を味わわせてあげたいっていう親心ももちろんあります。

だけど、それを当たり前に思う子になっていくのも、欲しいものじゃないと喜べなくなる子になっていくのも嫌だなっていう親心もあって、我が家ではこんなサンタシステムにしています。
 
 
  
「今年は何でこのプレゼントを選んでくれたんだろうね?」
 
 
 
そのしつもんの答えを考えている我が子たちの表情が、ボクにとっては何よりのクリスマスプレゼントです。
 
 
 
そんなボクとあなたをつなぐ今日のしつもん

「サンタさんに伝えたいことは何ですか?」
 
 
 
きた@ サンタさん、いつも素敵なプレゼントをありがとう

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