関数男物語〜さまよえるやばいフォルダ03〜
悪夢のようなフォルダを次々に漁っていく。「どこかに規則性はないか…。」「そんなものは、存在しない。」五里霧中で作業していくが、解決の糸口は見つからない。年度の中にフォルダを作っている分掌があれば、計画の中に年度ごとのフォルダを作成している分掌もある。貴重な夏休みの半日を費やして数男が出した結論は、
「これまでのフォルダ構成を無視すること。」
だった。とてもではないが、数男一人の力でどうにかできる問題ではない。そこで、数男は、事務職員の島倉に相談した。島倉は、以前から表計