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神絵師とコミュニケーション不調の話

絵がかなり上手な友人の友人がいたのですが、
彼は絵をあげられませんでした。

実際に友人といろいろ工夫をして、
場を整えて絵をあげさせたら、
いいねが山のように来ました。

自称ADHDだった彼が、
またたく間に元気になった。

その話を書いておくことにします。

原因を突き止めるのではなく「治す」こと

精神分析の目的は、症状の真の原因を突き止めることではありません。
「治す」ことです。
そして、「治る」というのは、コミュニケーション不調に陥っている被分析者を再びコミュニケーションの回路に立ち戻らせること、他の人々とことばをかわし、愛をかわし、財貨とサービスをかわし合う贈与と返礼の往還運動のうちに巻き込むことに他なりません。
そして、停滞しているコミュニケーションを、「物語を共有すること」によって再起動させること、それは精神分析に限らず、私たちが他者との人間的「共生」の可能性を求めるとき、つねに採用している戦略なのです。

寝ながら学べる構造主義

神絵師の定義

  1. 絵が上手な人

  2. SNSに絵をあげると1万いいねとか貰える人

乱暴ですが、とりあえずコレで。

神絵師コミュニケーション

どういう仕組みなのか?

別にVtuberにかぎらず

  • 自分が人気があるように思わせたい

  • 群れの一員であると認められたい

というのが人間です。

資本主義では

  • 人の手間がかかっているものほど高級

ですので、
先程の大空スバルさんの例だと

  1. ただのおめでとうツイート

  2. 練習歴20年の人が5時間かけて描いた絵

2のほうが高級です。

そういった物語を共有できる人、
それが神絵師となるので、
なかなかに重要な役割といえます。

Vtuberは、めちゃくちゃ「いいね」する


「いいねが多い人は、絵もRTするのではないか?」

と思って、私はVtuberを色々見てみたのですが、
ホロライブですら数万いいねが当たり前でした。

  • コミュニケーションの回路

というものが、循環していたわけです。

とりあえず神絵師のほうが、
群れ(コミュニティ)では、
ありがたがられます。

終わりに

抑圧といって、人間は
「計画を立ててしまうと、ソレを実行しなくてはいけないので、計画自体を立てない」
みたいなことがあります。

複雑なマーケティングだけでなく、
いきなり

  • 群れの一員じゃないのに群れの一員のように振る舞う

みたいなことをするので、
自分一人では中々難しそうです。

実際に絵が上手ならどこでも歓迎される

  1. 上手

  2. その人の見られたいイメージを描く

この2つの条件を満たせば、
確実に歓迎されます。

みたいなことを、
最近その友人の友人と話すようになりました。

私は絵は全く描けませんが、
自分の知識を役立てることができます。

これもコミュニケーションの回路の1つなのでしょう。

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