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俺は骨の髄までありきたりだ! #6 梅雨から夏のはじめの出来事

いつのまにか梅雨。いつまでたっても折り畳み傘を持ち歩くという習慣が身につきません。と思ったら、傘があるのをすかり忘れて濡れて帰り、カバンのなかに傘があったのを気づいたり。ビニール傘買いまくったり、そのうえ雨が止んだらどっかで忘れたり。一生治らなさそう。しかし、『すてきなあなたに』みたいなちょっと役にたつ、さりげない読み物を目指しているはずなのに。なんかもう世の中狂ってる話、みたいになっているぞ! 

ビニール傘の柄に、シールをつけた。
なんだか暮しの手帖の『エプロンメモ』みたいなことを書くが、ビニール傘、店の傘立てに入れて、出たとき、どう考えても俺が使ってたやつと違うよな〜、なんてことござんせんか? というわけで目印にシールをつけてみた。なるほど、たしかに持ってかれない。透明ビニール傘ってなんか共有物、みたくなってるので。まあ雨よけできりゃいいって話でもあるが、傘がなくなってて、じゃあ別の傘使わせてもらうぜ、みたいな度胸、ないので。

友達の彼氏(というか婚約者)の取説
友達(女性)と夜に電話していた時だ。なんか遠くから声が聞こえてくる。よーく耳をすますと、どうも彼氏が「切って」「切って」と言っている。なんだか恐ろしくなったので切り上げたわけだが、そうだ、考えてみりゃ一緒に暮らしたてのカップルで、夜に彼女が友達(しかも得体の知れない男)と喋ってるのって、嫌だよな、気が利かなかったなあ、と思い直した。
はずだったんですが、もやもやしてきた。一度会った時、印象としては「なるほど、もうこりゃ好きとかのレベル通り越して崇拝だな!」という入れ込みようだったので、そりゃもう嫌でしょうがなかったろう。別にそこをぎゃあぎゃあいつまでも言うつもりもない(けど書いた)。とりあえず腹いせに、彼氏が働いているうちに友達と遊びにいこ。へへーん、ざまあみそしる〜! 性格悪くてすみません。

近所のコンビニに張り紙が増えていく
コンビニのおばちゃん曰く、注意すると、お客に、「だったら貼り紙貼っとけ!」とキレられることがよくあるらしい。なので近所のコンビニ、そう言われるたびに檄文みたいな張り紙が増えていってるんだが、「走り回らないでください。転んでも当店では責任負えません」とまで。勝手に転んでキレたのか! すごい世の中である。もうなんか希望はなにもない、みたいな気分になる。お店やさんってのはどこも大変だ。しかし貼り紙をしたって、なんとか通そうとする人っていますからね。「返品お断り」って書いてあっても「しらん」くらいのこといいますからね、人って。本屋で遅番だったせいか、もう来世の分までそういう人々を見てきた。

高尾山
登山した、というのはちょっと前に書いた。

https://note.com/kitahararirure/n/n0c43d0d1066b

かなり昔の話になるんだけど、友達のあいだで「高尾山に登ろう」という話が持ち上がったことがあったらしい。で、発起人は俺だったらしい。だが! 当日だか前日に「バイトあっから行けないわ」と俺は断ったらしい(笑)。
いや、カッコ笑いとかで済ませる話でもないのはわかってる。申し訳ない。過去の自分の頭掴んで下げさせますよ、地べたにくっつかせますよ。
たまにその話を蒸し返され、ついに登ることになった。にしても昔はもう「運動すんのとか無理!」だったわけですが、いちおうパーソナルつけてトレーニングしてますからね、とりあえず、昔よりはフットワーク軽くなったということで(そもそも昔行ってなかったから比較はできないが、印象として)。
西国三十三所巡礼での登山とか、京都の愛宕山での千日詣なんかもいちおう経験済みなので思い起こしてみると、たしかに楽になってる気がする。当時よりは体重も減ったしね。いまなぜかスクワット100回とかする(じゃなかった、させられる)しね。やっぱり足腰を鍛えてきた甲斐があったといえよう。
しかしだ。ただ黙々と歩き続けるのが辛くてペラペラ喋る、歌う、しまいには踊る俺! さぞかし同伴者と、他の登山のみなさんには奇怪に思われたことでしょう。西原理恵子さんの漫画(たしか『できるかな』)でも高尾山登山をされていましたが、登山ビギナー、都会大好きの自分からすりゃ、もうあと十年しないでもいいかもしれん、くらいの勢いなのだが。まさかねえ……(やはり続く)。

高尾山でもかなりのエネルギーに満ちているという福徳弁財天

飲み会百景
コロナだったから控えていた、というわけでもなんでもなく、飲み会にはあまり行かない。そもそも誘われないし。一時期断りまくってたらすっかり誘われなくなったし。でもいまなら行くのにな〜。インスタの飲み会写真見ながら爪を噛む日々だ。
ここ最近は珍しく飲み会に参加している。お祝い事とか、重大発表がある、とか。
「あんた頭使いすぎるからたまに酒飲んでぼんやりさせたほうがいいよ」と昔誰かに言われたっけね。
しかし酔っ払っても人間観察をしてしまう悲しい性(SAGA)。人の失態を頭の中でメモしてしまう。そういう自分がなんとなく嫌で、なのでさほど仲も良くない人々との飲酒は控えていた、ような気がする。
しかし人間年をとりますし、もともとの性格が杜撰ということで、自分の失態もしょ〜もない。「島崎藤村の『和解』が」ってそりゃ志賀直哉だよ! あとで思い返しても恥ずかしい。『破戒』とごっちゃになっとるやん!
そういうこともずっと覚えていて、たまに思い出して「あーっ!」と頭抱えるんですよ、わたしは。頭使いすぎてるのか? メモリ減らそうぜ。
街に出るとにぎやか。感染も微増。対策はしつつ(マスクしてない時はあんま喋らない、とか)、まもなく夏はじまる。



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