清水ミチコ「ひとりのビッグショー」 1月2日 武道館 アリーナ席

この人のものまねで好きなところはふたつあって

ひとつは「揶揄のセンス」、もうひとつは「音楽のセンス」の良さである。

彼女のものまねは「尊敬」と「揶揄」でできている。

尊敬99%、揶揄1%→これは例えば、矢野顕子である。

相当似ている、と思う。

しかし、本物を初めて見たとき(これもミッちゃんのライブでだった)

とてつもない大きなものが鼻歌まじりで舞台に上がってきて

ピアノを弾き出したらその大きなものはもっと大きくなって、驚いた。

オーラなんて全く見えないし信じていないが、見えちゃった。

よく音楽関係の人がアッコちゃんを神というが

確かに、「人ではない何か」がステージ上にはいた。

ミッちゃんはココに憧れて、真似したくて、

でもどうしてもココだけはできなくて永遠に尊敬し続けるのだろうと思った。

尊敬2%、揶揄98% は ちなみに誰かというと

ナオト・インティライミと藤原紀香である(私調べ)。


また、彼女のものまねを聞いて、後にライブに行くほど

好きになるシンガーは多い。

先述の矢野顕子、忌野清志郎、笹川美和、安藤裕子。今回のライブでいえば

サカナクションが「本物を聞いてみたい」と思った。

音楽のセンスが、ぴかぴかしていると、思う。

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