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今日も一日 ありがとうございます

ひまわり

我が家は、主人と私、二人の息子と近くに住んでいる嫁いだ娘と婿さん、4人の孫がいます。 みんなご供養が大好きです。

ある日、我が家で一緒に食事をしたとき、婿さんが娘に「ママ、今日ご供養した?」と聞きます。娘は「まだだけど」と答えます。「それなら今、ばーばの家でご供養したら」と娘にご供養を勧めます。娘は、「急にどうしたの?今でなくていいでしょ」と言いながらも、私と一緒にご供養しました。最後に「今日も一日ありがとうございました」と仏さまにお礼を申し上げたあとに、娘は合掌したまま振り返って「パパ、今日も一日ありがとうございました」と言います。パパは嬉しそうに「今日も一日ありがとうございました」とニコニコして応えます。次々に4人の子供たちの名前を呼んで、「〇〇ちゃん、今日も一日ありがとうございました」と合掌して言います。子どもたちもはしゃぎながら、嬉しくて「ぼくにも早く言って」とせかせます。 この言葉を聞きたくて、婿さんはご供養のおねだりをしたのです。

子どもたちも自分が注目され、大切に思われていることが嬉しくて楽しそうです。名前を言われた時の満足した顔が忘れられません。日頃はやんちゃな4人の男の子ですが、「仏さまがいつも守ってくれてるんだよね。」と話します。

お彼岸供養のとき、孫たちは僕が鐘をたたく、木鉦をするとお役の取り合いです。導師は主人、鐘が娘の長男、木鉦は次男に決まり、我が家の息子二人がそばについてサポートします。司会が婿さん、ナレーションは娘です。 お役をもらえなかった4歳の孫は、「ぼくひとりでおタスキかけられるよ」と自慢げに言い、お数珠を持ちながら、1歳の弟に「大丈夫?やってあげようか?」と気にかけています。その姿が、かわいいやら、カッコいいやらで、思わず笑顔になり、私は「おりこうさんね」と頭をなでました。
さあ、準備完了!みんなそろってご供養が始まります。鐘の音も大きく響きます。
その真剣な姿に感動しました。

ご供養の最後には、「みなさん、今日も一日ありがとうございました」とみんなで合掌しあいます。その後はごちそうを頂きながら、にぎやかで楽しい会話がはずみます。


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