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地政学と多様性の受け入れ方

地政学の話を今日はしていきます。

最近ビジネスパーソンの中でも地政学は注目されている分野かと思います。

端的に地政学とは自分がその国の元首で有ればどのように行動するのか?

を考えることによって、日々の虚構や誘導に満ちたニュースに振り回されることが無くなることが目的だと思います。

引いてはそれを繰り返し考えることがリーダーとしての資質を上げることに繋がります。

近年は未来予測が人気で、特にテクノロジーの進化を追うことによる未来予測が人気ですが、

その側面だけでは恐らく足りないのです。

これもビジネスパーソンにはバズワードになっている

リベラルアーツ

という言葉がありますが、この本質は、世界をあるがままに理解して真の自由を手に入れよう、であって世界情勢に振り回される奴隷状態から自らを解放することがリベラルアーツの意味であり、同時に地政学の目的となるのです。

世界を学問や業種別に分けて深く理解するのでなく、

求められているのは広く浅く横断して思考できるビジネスパーソン

だということです。


新千歳空港の景色です


変わらないものは唯一、変化必ず変化するということが変わらないのであって、意固地に自分の意見を通し続ける必要はなく、もっと楽になって良いのです。

地政学上のトップの思考は
地理と6つの要素から決まります。

1 気候
2 周辺国
3 民族性
4 産業
5 歴史 
6 統治体系


他国を攻める国のことを日本人が理解できないのは無理がない話で、むしろレアケースなのが陸続きの隣国が全くない日本の方なんですね。

例えばよく話題に上るロシアや中国は接している隣国の数も14を超えるわけですから、彼らは常に攻め込まれる可能性と対峙しているわけです。この事を体系的に理解することで彼らの気持ちも理解できるようになるというわけです。

地政学的な観点でいくと、

多様性に対する考え方も日本とアメリカでは大きく異なる

のです。

多様性をそもそも受け入れて衝突を繰り返しながらそれらを乗り越えようとしているアメリカと支配する形でそれらを制して来たロシアや中国とでは大きく異なるわけです。

中国が山々が少なく平地であり、それ故に中央集権を続けてきて、自由民主主義的な統治が根付かない

地政学上の論理を理解する必要が実は我々の方にこそある

わけです。

多様性という観点で見ても、我々日本人とアメリカではその風土が大きく異なります。そもそも多様性を受け入れてきてないというか受け入れる必要すら無かった我々と、国の起こりが多様性の受け入れであったアメリカとは大きく異なります。

つまり我々は

多様性を受け入れるということを盲目的に行うと、それは未来の失敗を誘導していることになる

ということを理解しなければなりません。

それでも多様性を受け入れなくてはならないというのは些か乱暴な論理に見えるわけです。

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