見出し画像

春が苦手という話

昔から春が苦手だ、特に雪解けの気配が強まるこの時期などは年がら年中アホアホしている自分にしては珍しくドブメンタルになっていることが多い。
季節とメンタルが関連する例としては冬季うつなんてものがあるそうで、原因の一つに日照時間の影響が挙げられている。お日様が恋しくてうつになるというのはなんとなく納得できる感じがする。その理屈でいくと日照時間が伸びていく春が苦手というのはちょっと訳がわからないが……。このことにも何かの因果関係はあるんだろうか。

世間的には春はみんなが待ち望むものであり、そうあれないことに長年引け目のような感情を抱いていたのだけれど、ネットのおかげで同じように感じる人もいるのだと分かってからはだいぶ気が楽になった。当たり前だけど、みんなが好きと言うものを嫌いでも構わないんだということを確認できただけでも良かった。インターネットありがとう。これからも自信を持って春のことを嫌いと言い続けたいと思います。

つーか春ってなんか陽キャっぽいんだよ、良いことしかないみたいなツラしやがってよお〜。雪国の春なんか道はザブザブのグズグズだし雪に埋もれてたゴミが出てくるしでとても綺麗なもんなんかじゃないんだよお〜、分かってんのかこの陽キャめ!

あー、なんとなく解を得てしまった。隠キャと相容れるはずがないんだわ、春。
何か新しいこと始めなきゃ!キラキラ!みたいな雰囲気が無理無理の無理なんだわ、春。
もう少し立ち止まってたいのにそれを許してくれない正しさみたいなのが好きになれないよ、春。

という気持ちに苛まれながら春って素敵、春って嬉しいみたいな話を書いているので私も大概嘘つきだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?