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文学フリマ京都に行ってきました。

1月14日京都みやこめっせで開催された『文学フリマ京都8』に行ってきました!

昨年『文学フリマ京都7』では会場には行かなかったものの、藤白圭さん主催のアンソロジーに参加させていただいたり、望月麻衣さんのスペースにフリーペーパーを置かせていただいたりして、
そのとき皆さんから聞いた会場の様子が本当に楽しそうすぎて「来年はぜひ参加したい…!」と今回の京都行きを決めました。

それを望月麻衣さんと野々山りおさんに伝えたところ、「じゃあ三人で合同誌を作ろう!」とものすごい勢いで話がまとまり、はじめての同人誌『背徳』を制作。
収録作品をどうするかに始まり、掲載順、表紙のデザイン、イラストの依頼、本のサイズ、印刷所、用紙や価格、部数、おまけにつけるしおり、ブースに飾るポスターなどなど。
いろんなことを3人で話し合いながら決める過程がめちゃくちゃ難しくて楽しくて、実際に完成した本を手に取った時の感動はものすごかったです。
これが同人沼か…!と震えました。

ちなみに表紙のイラストは、絵師にかなさんにお願いしたんですが
私が麻衣さんとりおさんに「こんな感じの表紙にしたら素敵じゃないですか?」といらない書類の裏に殴り書きしたものを、麻衣さんが「了解です!かなさんに送ります!」と光の速さで送ってくれて、「待って!あんな汚い文字をかなさんに見られてしまう…!」と恥ずかしさに悶絶。
そして出来上がってきたかなさんのイラストの素敵さにまた悶絶してと、身もだえながらの同人誌制作になりました。

そんな流れで望月麻衣さんのブースで合同誌『背徳』、藤白圭さんのブースでアンソロジー『約束』が頒布されることになり、
無事イベント当日の1月14日にマイナス13度の極寒の北海道から京都へと遊びに行ってきました。

ちなみに今回一緒に合同誌を作った望月麻衣さんと野々山りおさんは、いにしえの投稿サイト「魔法のiらんど」時代からのお友達。
もう15年?ほどのお付き合いなんですが、実はおふたりに直接お会いするのは今回初めてでした。
13時過ぎに会場に付けたらいいかなぁくらいに思っていたのに、バスの乗り継ぎなんかがスムーズに行き過ぎて、予想よりもかなり早くつくことができました。
ブースを見つけ「きたみです」と挨拶したら、こんな時間につくはずないと思ったおふたりにすごくきょとんとされ、15年越しの初対面のはずが謎の沈黙が流れて思わず笑いました。
麻衣さんもりおさんも文字で交わしていたやりとりの印象のままで、本当に会えたんだとすぐに実感できて面白かったです。

同じブースに出店していたなにがしさんや、お隣のブースの藤白圭さんをはじめ白石さよさん鳥谷綾斗さんとごあいさつ。
みなさん気さくでお話が面白くてうきうきしている間に、何年も前からお世話になっている作家さんや、アンソロジーの執筆者のみなさんや絵師さん、Xをフォローしてくださっている方なんかがたくさん話しかけてくれて、サインもさせていただきました。
そしてすてきなお土産をたくさんいただいたり名刺交換させていただいたり、本当に楽しかった。

ちなみにアンソロメンバーからもらったサインはこちら。超豪華メンバーでとてもすてき…!


そして驚いたのが会場の熱気。みなさん笑顔でブースにやってきて、うれしそうに本を買ってくれるんです。
その中心にいるのが望月麻衣さん。読者さんひとりひとりにと距離が近くてとても丁寧に接していて、麻衣さんの作品はもちろん麻衣さん自身がたくさんの人から愛されているのが伝わって来て、歩くパワースポットだなと思いました。
実際麻衣さんの背中を触ったあと幸運がやってきたという読者さんがたくさんいて、私もぜひあやかろうと背中に触らせてもらいました。
私のところにも幸運がやってくるといいな。

ちなみに私が会場に到着したときにはブースはわりと落ち着いた状態だったんですが、少し前まではブースの机の前から壁際にそって長い行列ができていたそうです。
ぜひその様子を実際に見たかった…!!

文学フリマ京都の会場内も見て回ったんですが、それぞれのブースに個性があって、素敵な本が多くて面白かったです。
事前に気になっていた本を無事購入して歩いていたら「無配もらってくださーい」と色んなブースから声をかけられ、受け取るたびに「ありがとうございます」と笑顔をもらい、
私は無配をもらえてうれしいし、相手は受け取ってもらえてうれしいし、なにこの幸せの循環システム…!とにっこにこになりました。
実際わたしも自分の無配ペーパーを作って配ったんですが、もらってもらえるだけで本当にうれしいんですよね。
次に参加するときも、もらえるものは積極的にもらっていこうと思います!

その後ブースを片付け八坂神社に移動してお参り、そしてすぐ近くにあるとっても素敵な京料理屋さんでみんなで打ち上げ。
お店の雰囲気は最高だし、お料理とお酒はおいしいし、楽しいお話は全く尽きず、笑っている間に一瞬で時間が過ぎてしまいました。
作家さんや絵師さんたちとお会いしたら、こんなことを話したい、こんなことを聞いてみたい、といろいろ考えていたのにすべて忘れていたのが悔やまれる…!
みなさんお話上手でおもしろくて、とても素敵な時間でした。
ぜひまたお会いしていろいろお話できたらいいなぁ。

解散後、麻衣さんとりおさんと京都駅の近くのバーに移動し3人で二次会。
おふたりと知り合ってから15年。
実際に会うのは今回が初めてですが、今日までの思い出は数えきれないくらいいっぱいあって、
話しているうちに感極まって泣きはじめる麻衣さん。(酔っ払い)
その隣でつられて泣き出す私。(酔っ払い)
そんなふたりをみて涙ぐむりおさん。(飲んでも酔わない)
というとても愉快な二次会でした。

ちなみに私の胃腸、根性がなくて
調子乗って飲み食いするとすぐもたれるタイプなんですが
キャベ2とヘパリーゼのおかげで翌日とても元気よく目覚めることができました!
朝からホテルの大浴場に行って露天風呂独り占めするという優雅な時間をすごし、おいしいお漬物屋さんで朝ごはんを食べ、いろいろお土産を買って空港で551の豚饅を食べて無事帰路につきました。

そして北海道に帰ってから気付いたんですが、せっかく京都に行ったのにまったく景色や建物の写真を撮っておらず、京都らしい写真はバスの中から撮った任天堂の本社ビルと帰り際にかろうじて撮った京都タワーの2枚だけ。
でもまぁ、楽しかったからいいか。
大満足の文学フリマ京都でした!
今回京都でお会いした皆様、本当にありがとうございました。


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