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ストールを作りました

カラスザンショウに集まる小鳥たちのストールを作りました。
肌ざわりの良い播州織で作りました。


以前から野鳥の柄で身につけるものを、ストールを作ってみたいという思いがありました。
そしてもうひとつが織物で作りたいと思っていました。

地元兵庫県で、先染めの綿糸で作っている播州織。
友人の助けで織屋さんを知りました。

最初ストール出来ますかと聞いたら、無理との返事だったのですが、こんな感じのはどうですか?と聞いてみたら出来るかもしれないというので生地サンプルを送ってもらいました。

次は値段。調べていくと長さや柄など上手く組み合わせれば、手に取りやすい価格で出来るかもしれないと希望を持ちました。
ストールなので、織りの後縫製作業も必要になります。

雛型などはないので自分で大きさを決める必要がありました。
当初もう少し短い幅で考えていたのですが、厚みなどを考慮して幅を広げサイズの見当をつけ、デザインを考え始めました。
巻いた時にさまざまな表情が見え、なおかつ鳥たちもちょこっと顔を覗かせるような出来上がりをイメージしてデザイン完成。

いざ発注という時になりましたが縫製工場が混んでいて出荷が先になるかもとの返事で東京個展に間に合わせるのは絶望的だったのですが、その後たまたま空きが出たとの連絡。なんとか間に合うのではと希望をもちました。

デザインは縦方向のリピートにし、柄の出方がどうなるか、ドキドキしながら仕上がりを待ちました。

そして、1月末に織物が届きました。2月の東京個展で見てもらえそうです。急いで準備しなくては。
あれ?なんだかパリパリしている?
糊付けして織る方が強度が出るそうで、その糊が残っていたからでした。一回すでに洗ってくださったようです。
もう少し柔らかい方が身につけた時のイメージが湧きそうだと思い、洗うことにしました。すると、織りの隙間が詰まり柔らかさが出て来ました。


干してアイロンをかけたらいい感じになりました。品質表示を調べタグを作って完成。

そして、販売開始。次のデザインを作れるかどうかと思っていましたが、反応がよくて私の方が驚いています。
値段のこともありたくさんを一度に発注するのが難しく、次を作るとなると色を替えたりかな?そうすると値段が…となるのですが、アイデアを出してまた作ってみたいと思いました。

4月の異人館での個展時にも販売予定です。ネットショップでも少し販売してみることにしました。地元のものが作れてよかったです。

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