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初めての入院、初めての付き添い


前回まで

入院までの経緯

咳や下痢などもなく発熱が5日続き、これはなんだということで、ふたたびクリニックに行く

若いやり手感のある男性の先生は初めは二回目となるインフルの検査をしようと言い始めたが、「尿路感染とかの可能性は…?」と聞くないなや「うちではわからないので大きい病院を紹介しますわ」と突き放してきた。少し無責任な感じもしたが、この切り分け方がやり手ゆえなんだろう。
※結果的にはこの判断が正しかったのだが

すでに日も暮れていた。
この時間でも開いている大きな病院にいき、診察と採血、尿の検査を受ける。

奇しくもこの日は相方の誕生日、鍋を囲もうと思って家に炊いておいた鶏の水炊き、カットされた野菜に思いを馳せる。
むちゃくちゃお腹すいた。

後日作られた水炊き


不安と空腹のなか、子どもを抱えながら救急のベッドに案内され、そこで長いこと待たされた。

結果が出た。
採血の白血球数と炎症反応の数値が高く、尿の白血球数も高いということで、「入院ですね」ということだった。

え、入院?

この時はまだ不安と新しいことへのワクワクが半々のニュアンスで発声していた。

その後、入院の手続き(と言っても書類にサインして病室に案内されただけ)をして、私が付き添い、相方が荷物を家に取りに行くことになった。

すでに22時過ぎ。
もはや空腹は忘れていた。
古い病院で病室も趣深く(狭くて古い)、椅子一脚とキャビネットにはテレビと冷蔵庫が付いている(課金制)くらいの何もない部屋だった。
幸いなことに2人部屋を1人で使えるようだ。
ぼくはこのシングルベッドで我が子と数日間添い寝することになったのだ。

その後、看護師たちが赤ちゃん相手に服や点滴やらで悪戦苦闘している間に、相方が夕飯と荷物を届けてくれた。
少しホッとする。
一番助かったのはおしゃぶりだろう。おもちゃも大事。

サンドイッチをむしゃむしゃ食べながらこれからどうなるんだろうと少しワクワクしたのを覚えている。

まさか入院がこれほど大変だとはこのときはまだ甘く見ていたのだ。


次回へ続く!(続いてほしくねー!)



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