いつからだろうか、足りないものを嘆いて、欲しいものを探してばかり
人の命が地球より重いかけがえのないものだというのなら、
人は生きているだけで既に一番大切なものを手に入れているのに
それはもう奇跡をかかえて暮らしているようなもの
それでもなお、あれもこれもと、手を伸ばし
手に入れたものをたくさん抱え、
さらに手に入れられなかったもの、失くしてしまったものへの執着と後悔で
やがてがんじがらめになって身動きが取れなくなってしまうのだ

もしあなたが足りない自分を嘆いてしまう時は
青い空に流れる雲を追い
海の潮風を感じ波の音に耳をすまし
川の流れに身をまかせ あなたの色に染められ♪（それは時の流れ！テレサテン！）
夜空の月や星を見上げ
山を歩き野に咲く花を探しに行くのもいいでしょう
なんて自分はちっぽけなんだろう
自分の悩みはなんてくだらないんだろう
そう思えたらしめたもの

そしてたまには本を読んでみるのもいいかも
それも今まで読んだことのないジャンルの
そこに何か生きるヒントみたいなものが、
いやそんなの無くたっていいんだよ
お金が無くたって本は図書館でタダで読めるし
しばしの現実逃避
悩みを忘れる時間をつくることが大切
でも、やがてすぐに我に返って、
嗚呼、ああ神様！って我が身の現実を嘆くことになったとしても
24時間毎日毎日逃げ場なく悩み苦しんでいたら心の平穏が保てません
そんなつらく悲しいことはありません
（私は長い間それを経験しているのでよく知っています。今は抜け出しましたが）

ちなみに最近おじさんは現実頭皮に嘆いています
嗚呼、ああ髪様！って（今は抜け出しました）
なんてな！