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第5回 元不登校の大学生に質問です。~昔の自分に伝えたいことはありますか~

こんにちは、キッチンタイマーです。

出版社とカフェでアルバイトをしている大学生です。中学校3年間の引きこもり、不登校時代があったことを時々カフェでお客様に話しているうちに、相談に乗ったり、ちょっとした講演をするようになりました。

そんな経験が何か役に立てばと、普段エッセイを書いている傍ら質問コーナーを作っています。今回は第5回。


Q「昔の自分に伝えたいことはありますか?」


A「中学生の私へ、運動は大事だぞ」

第3回で勉強はそこまで困らなかったという話をいたしました。しかし、私は不登校になって大変困ったことがあります。それが、体力の無さです。

高校に上がってから、体を動かすことの偉大さを痛感することになりました。どんなに楽しいことをしようと思っても、体力がついていかないとただただ辛いのです。今までは超えるべき壁は親でした、しかし、学校に行くようになり、しかも学校が楽しくなってきてしまうと自分の課題は全然別の方向に変わります。

一日学校で過ごすと、翌日は体が疲弊しきっていて、体調を崩してしまうのです。また、昼夜逆転生活を送っていたことも原因の一つでしょう。とにかく、体力は大事です。パソコンにずっと向かっているにせよ、本を読むにせよ、集中するためには体力が必要です。

いいか、中学の私よ……保健室で気まぐれに読んだ教育マンガの一節を忘れるな……「脳みそだって体の一部」っていうのはマジだ……軽く歩くだけでいい、本当に、河原を歩くだけでいいから、やっておくんだ。大学に行く時は大変それが役に立ったぞ……1か月ちょっと頑張って夜中にウォーキングするだけで……全然違うぞ……。

当時は人から指図されることが大嫌いだったので、反発して怒られるかもしれません。(今も指図されるのは大嫌いですが、笑顔で頷いてから全く違うことを土壇場でやるスキルを身に着けました)

前回も話した通り勉強は大事です。ただ、不登校は勉強をする環境に加えて、運動する環境、好きなことに没頭するための体力をつける環境も削がれてしまっています。

私はおかげさまで通学が重労働で大変苦労しました。不登校は外に出ることにとても罪悪感があります。学校に行っていないのに遊ぶ、というのは抵抗があるものですが少しでも外に出る習慣を付けておけば良かったと今なら思います。


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